株式会社アルバック
基本情報
- 読み
- あるばっく
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500
- 設立
- 1952年
- 業種
- 電子機器メーカー
- 資本金
- 208億7300万円
- 売上高
- 2511億8400万円(2025年6月期)
- 従業員数
- 6,132名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
神奈川県茅ヶ崎市に本社を置く、産業界の根幹を支える真空技術をコアとした総合真空装置メーカーです。1952年に日本で初めて真空技術の産業利用を目指して設立され、社名の「ULVAC」は、Ultimate in VACuum(真空の極限を追求する)という言葉に由来しています。真空状態を作り出し、制御し、利用するための装置や材料、分析サービスなどを幅広く提供し、半導体、電子部品、ディスプレイ製造装置から、自動車部品のコーティング、食品の真空凍結乾燥、医薬品製造まで、幅広い産業分野で活用されています。
業界での立ち位置
真空装置の分野において世界トップクラスのシェアを誇るリーディングカンパニーの一つです。特に、半導体・電子部品製造装置では、半導体の微細化・高性能化に不可欠な成膜装置やエッチング装置などで高い技術力を持ち、世界中の主要な半導体メーカーに製品を供給しています。FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置では、液晶パネルや有機ELパネルの製造に用いられるスパッタリング装置や蒸着装置において、大型基板に対応する技術で市場をリードしてきました。競合としては、東京エレクトロンやアプライド・マテリアルズなどが挙げられますが、真空技術という特定の領域で非常に深い専門性を持つ点が特徴です。
強み
真空ポンプから成膜装置、測定・分析装置、さらには材料や部品に至るまで、真空に関連するあらゆる製品を自社グループで開発・製造できる「総合力」が最大の強みです。これにより、顧客の多様なニーズに対して最適なソリューションをワンストップで提供できます。顧客の製造ラインに入り込み、課題解決のために装置を共同で開発する能力に長けており、最先端の技術要求に応え続けることができます。世界中に製造・販売・サービスの拠点を持ち、グローバルなサプライチェーンと顧客サポート体制を構築しています。
主なサービス・製品
半導体・電子部品製造装置として、スパッタリング装置(金属や絶縁体の薄膜を形成)、エッチング装置(回路パターンを精密に加工)、CVD装置(化学反応を利用した薄膜形成)を提供しています。FPD製造装置として、大型スパッタリング装置(ディスプレイの電極膜など)、有機EL蒸着装置(発光層形成)を展開しています。産業用装置・コンポーネントとして、真空ポンプ(クライオポンプ、ターボ分子ポンプなど)、真空蒸着装置(反射防止膜、加飾コーティング)、真空熱処理炉、凍結乾燥装置などを提供し、材料・分析サービスとして、スパッタリングターゲットなどの成膜材料、受託分析やコンサルティングサービスを提供しています。
主なグループ会社・関連会社
国内の主要グループ会社として、アルバックテクノ株式会社(フィールドサポート、中古装置売買)、アルバック東北株式会社(製造)、アルバック九州株式会社(FPD製造装置)、アルバック機工株式会社(真空コンポーネント)、アルバック・クライオ株式会社(クライオポンプ、冷凍機)などがあります。海外の主要グループ会社として、ULVAC KOREA, Ltd.(韓国)、愛発科(中国)投資有限公司(中国)、台湾愛発科股份有限公司(台湾)、ULVAC Technologies, Inc.(アメリカ)、ULVAC G.m.b.H.(ドイツ)、ULVAC SINGAPORE PTE LTD(シンガポール)などを通じて、世界中に製造・販売・サービスの拠点を展開しています。
最近の動向
2025年には、日本初の純国産量子コンピューター向け希釈冷凍機を開発し、2026年の市場投入を目指しています。圧電MEMS技術の進展に向けたプロジェクト「Lab-in-Fab」が新たなフェーズに入り、全固体電池向けのRoll to Rollリチウム蒸着装置を開発しました。次世代半導体パッケージのコンソーシアム「JOINT3」に参画し、STMicroelectronicsと提携してシンガポールに世界初の「Lab-in-Fab」を設立します。常務執行役員の清田淳也氏が「日経クロステックが選ぶCTOオブ・ザ・イヤー2025」で特別賞を受賞し、富士裾野工場の使用電力が実質再生可能エネルギー100%を達成しました。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 44.6歳
- 平均勤続年数
- 17.5年
- 平均年間給与
- 888万円
この企業を一言で表すと
アルバックは、真空技術をコアとした総合真空装置メーカーとして、1952年の創業以来、半導体、ディスプレイ、自動車、食品、医薬品など、あらゆる産業の基盤を支える黒子役として活躍しています。真空に関連するあらゆる製品を自社グループで開発・製造できる総合力と、世界中に展開するグローバルなサプライチェーンが強みです。