UBE
基本情報
- 読み
- ゆーびーいー
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都港区芝浦一丁目2番1号シーバンスN館
- 設立
- 1942年3月10日
- 業種
- 化学メーカー
- 資本金
- 584億3400万円(2024年3月期)
- 売上高
- 4868億200万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 7563人
事業内容・特徴
事業概要
UBE(旧宇部興産)は、化学、医薬、セメント・建材など多角的な事業を展開する総合化学メーカー。ナイロン原料であるカプロラクタムや高機能樹脂、医薬品原薬、セメントなど幅広い製品を手がけ、特に化学品事業では世界トップクラスのシェアを持つ製品も多い。山口県宇部市を発祥とし、地域の石炭資源を活用した事業から出発した歴史を持つ。
業界での立ち位置
UBEは日本の総合化学メーカーとして、三菱ケミカルや住友化学などの巨大化学企業に次ぐ中堅規模の企業として位置づけられる。特にナイロン原料のカプロラクタムでは世界トップクラスのシェアを誇り、高機能樹脂や医薬品原薬の分野でも高い技術力を持つ。セメント事業も長年の柱であり、地域に根ざした事業展開を続けている。化学・医薬・建材という3つの事業領域を持つ独自のポートフォリオを構築している。
強み
最大の強みは、ナイロン6の原料となるカプロラクタムの製造技術と生産能力。UBEは世界でもトップクラスのカプロラクタムメーカーであり、高品質な製品を安定供給できる体制を整えている。また、ポリイミド樹脂などの高機能材料では、エレクトロニクス分野向けに不可欠な素材を提供しており、高い技術力が評価されている。医薬品事業では、抗がん剤などの高付加価値医薬品の原薬製造で強みを発揮している。
主なサービス・製品
化学事業では、カプロラクタム、ナイロン樹脂、ポリイミド樹脂、ファインケミカル製品などを製造。医薬事業では、抗がん剤や抗ウイルス薬の原薬、中間体を手がける。建材事業では、セメント、生コンクリート、建材製品を展開している。また、機械事業として成形機や産業機械も製造しており、事業領域は多岐にわたる。
沿革
UBEの歴史は1897年、山口県宇部市で設立された沖ノ山炭鉱に始まる。地元の石炭を活用した事業から出発し、1914年に宇部新川鉄工所を設立して機械事業に進出。1923年には宇部セメント製造を設立し、セメント事業にも参入した。これらの事業を統合する形で、1942年に宇部興産株式会社が設立された。戦後、化学事業の拡大に注力し、1955年にカプロラクタムの製造を開始。これがナイロン事業の基盤となり、世界的な競争力を持つ事業へと成長していった。1960年代にはポリイミド樹脂の開発に成功し、エレクトロニクス材料分野への進出も果たした。1980年代には医薬品事業にも本格参入し、抗がん剤原薬の製造で地位を確立した。2000年代に入ると、グローバル展開を加速し、アジアを中心に生産拠点を拡大。2021年には、創業の地である『宇部』を前面に出すため、社名を『UBE株式会社』に変更した。近年では、カーボンニュートラルへの対応や、高機能材料へのシフトなど、時代の変化に合わせた事業構造改革を進めている。
主なグループ会社・関連会社
主なグループ会社には、宇部マテリアルズ(化学品製造)、宇部エクシモ(ポリイミドフィルム製造)、UBE三菱セメント(セメント製造)、明和化成(化学品製造)などがある。海外では、タイ、中国、スペインなどに化学品やセメントの生産拠点を展開している。
最近の動向
2023年には、カーボンニュートラルに向けたセメント製造プロセスの革新技術開発を発表し、CO2排出削減に本格的に取り組み始めた。2024年には、次世代半導体向けの高機能材料の開発を加速しており、エレクトロニクス分野での存在感を高めている。また、医薬事業では新たな抗がん剤原薬の製造設備を増強し、グローバル市場での競争力強化を図っている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 43.1歳
- 平均勤続年数
- 15.8年
- 平均年間給与
- 774万円
この企業を一言で表すと
ナイロン原料で世界トップクラスのシェアを持つ、化学・医薬・建材を手がける総合化学メーカー。