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テイ・エス テック株式会社

基本情報

読み
ていえすてっく
上場区分
プライム市場
本社所在地
埼玉県朝霞市栄町3丁目7番27号
設立
1960年12月5日
業種
自動車部品メーカー
資本金
47億円
売上高
4605億1400万円(2025年3月期)
従業員数
14,163名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

テイ・エス テックは、自動車用シートとドアトリムを専門に製造する世界有数のシートメーカー。ホンダを主要顧客とし、乗用車からオートバイまで幅広い車両用のシートを供給している。座り心地の良さと安全性を両立させる高度な技術力で、自動車の快適性を支える重要な役割を担っている。

業界での立ち位置

自動車用シート業界において世界トップクラスの技術力を持ち、特にホンダ車向けのシートでは圧倒的なシェアを誇る。北米や中国、東南アジアなど、ホンダの海外工場に近接した場所に生産拠点を構え、グローバルなサプライチェーンを確立している。シートの快適性と品質の高さで、自動車メーカーからの信頼も厚い。

強み

1. ホンダとの長年にわたる取引関係により、ホンダの新型車開発の初期段階からシート設計に参加できる深い協力体制がある。 2. 人間工学に基づいた座り心地の研究に力を入れており、長時間座っても疲れにくいシートを実現する技術を持っている。 3. シートフレームから表皮、クッション材まで一貫して製造できる垂直統合体制により、高品質なシートを効率的に生産できる。 4. 世界各地に生産拠点を展開し、現地生産・現地調達を進めることで、為替リスクを抑えながら顧客のニーズに迅速に対応できる。

主なサービス・製品

自動車用シート:乗用車、商用車、スポーツカー向けシート オートバイ用シート:ホンダ製バイク向けシート ドアトリム:自動車用内装部品 シートフレーム:シートの骨格構造部品

沿革

テイ・エス テックの歴史は、1960年2月5日、東京シート株式会社として設立されたことに始まる。創業当初から、ホンダの自動車・オートバイ用シートを製造する専門メーカーとしてスタートした。当時のホンダは、スーパーカブの大ヒットでオートバイ業界を席巻しており、シート需要も急増していた。 1962年、埼玉県朝霞市に工場を新設。自動車産業の成長とともに、生産能力を拡大していった。ホンダが四輪自動車市場に参入すると、東京シートも自動車用シートの製造を本格化させた。 1970年代、ホンダの海外進出に伴い、東京シートも国際展開を開始。1974年には米国オハイオ州に現地法人を設立し、ホンダの北米工場向けにシートを供給する体制を整えた。自動車部品メーカーが顧客企業とともに海外へ進出する『系列グローバル化』の先駆けとなった。 1985年、社名を『テイ・エス テック株式会社』に変更。『TS』は『Tokyo Seat』の略称で、シンプルで覚えやすい名前へと刷新した。この頃から、ホンダ以外の自動車メーカーへの営業も強化し、事業の多角化を図った。 1990年代には、中国やタイ、インドネシアなど、アジア諸国にも生産拠点を次々と設立。ホンダのグローバル展開に合わせ、現地生産体制を強化していった。現地で部品を調達し、現地で製造することで、コスト競争力を高めるとともに、為替変動リスクを抑える戦略を取った。 2000年代に入ると、自動車用シートに求められる機能が高度化していった。衝突安全性を高めるエアバッグ内蔵シート、電動リクライニング機能、シートヒーターやベンチレーション機能など、快適性と安全性を両立させる技術開発が求められた。テイ・エス テックは、人間工学研究に基づいた『骨盤サポートシート』を開発し、長時間運転でも疲れにくいシートを実現した。 2010年代には、軽量化と環境負荷低減にも取り組んだ。自動車の燃費向上にはシートの軽量化が不可欠であり、高強度かつ軽量な素材の採用や、構造の見直しによる重量削減を進めた。また、リサイクル可能な素材を使用するなど、サステナブルなものづくりを推進している。 近年は、自動運転車時代を見据えた新しいシートの開発にも着手している。自動運転が普及すれば、車内での過ごし方が大きく変わり、シートに求められる機能も変化する。回転可能なシートや、リクライニング角度を大きく取れるシートなど、移動空間としての車内を快適にする技術開発を進めている。 ホンダとともに成長してきたテイ・エス テック。その技術力は、自動車の快適性を支える重要な要素として、これからも進化し続けるだろう。

主なグループ会社・関連会社

TS Tech Americas, Inc.:北米での製造・販売 TS Tech (Thailand) Co., Ltd.:タイでの製造 広州提愛思汽車内飾系統有限公司:中国での製造 PT. TS Tech Indonesia:インドネシアでの製造

最近の動向

電動車向けシート開発:電気自動車(EV)の普及に対応し、軽量かつバッテリー効率を高めるシート設計を進めている(2023年)。 自動運転対応シート:自動運転車向けに、回転機構や高リクライニング機能を持つ次世代シートの開発を進めている。 サステナビリティ推進:再生可能素材を使用したシート表皮や、リサイクル可能な部品の採用を拡大している。

働く人のデータ

平均年齢
41.1歳
平均勤続年数
17.5年
平均年間給与
759万円

この企業を一言で表すと

ホンダを主要顧客とする世界有数の自動車用シートメーカーで、人間工学に基づいた快適性と安全性を両立する技術力を持つ企業。

リンク集

公式サイト:テイ・エス テック株式会社(https://www.tstech.co.jp)