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株式会社東プレ

基本情報

読み
とうぷれ
上場区分
プライム市場
本社所在地
東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビル
設立
1935年4月30日
業種
自動車部品メーカー
資本金
56億1,000万円
売上高
3735億6800万円(2025年3月期)
従業員数
6,938名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

東プレは、自動車のボディ部品と高級キーボードスイッチで知られる精密加工メーカー。自動車分野では、ドアやボンネットといった外板パネルのプレス加工で世界トップクラスの技術を持ち、ホンダを中心とした自動車メーカーに供給している。一方で、PC用の高級キーボード「Realforce」シリーズを手がけており、プロゲーマーやプログラマーから絶大な支持を得ている。

業界での立ち位置

自動車部品業界では、外板パネルの加工技術で独自の地位を確立しており、特にホンダとの長年の取引関係が事業基盤となっている。キーボード事業は本業と比べると規模は小さいものの、静電容量無接点方式という独自技術により、高級キーボード市場でトップブランドの地位を築いている。

強み

1. 自動車の外板パネルを一体成形する技術力が非常に高く、軽量化と強度を両立させる加工技術に優れている。 2. ホンダとの強固な関係により、安定した受注基盤を持っており、ホンダの主力車種の多くに東プレの部品が使われている。 3. 高級キーボード「Realforce」は、静電容量無接点方式という独自技術により、耐久性と打鍵感で他社製品を圧倒している。 4. プレス加工で培った精密技術を、全く異なる分野のキーボードに応用するという技術転用力がある。

主なサービス・製品

自動車部品:ドア、ボンネット、ルーフなどの外板パネル キーボード:高級キーボード「Realforce」シリーズ 住宅設備:バスルーム用ドア、換気システム

沿革

東プレの歴史は1935年、東洋製罐の子会社として設立された「東洋プレス工業」から始まる。当初は缶詰の蓋をプレス加工する会社だったが、戦後の自動車産業の急成長とともに、事業の軸を自動車部品へと移していった。 1960年代、ホンダとの取引が本格化する。ホンダが軽自動車「N360」を大ヒットさせた際、東プレはそのボディパネルを供給し、以降、ホンダの成長とともに事業を拡大していった。ホンダが「シビック」「アコード」といった世界戦略車を次々と投入する中で、東プレはその外板パネルを一手に引き受け、技術力を磨いていった。 1980年代に入ると、東プレは独自の道を歩み始める。それが、キーボード事業への参入だった。1980年、静電容量無接点方式という独自技術を使ったキーボードスイッチの開発に成功。この技術は、物理的な接点を持たないため摩耗せず、数千万回のタイピングに耐えるという驚異的な耐久性を実現した。 1990年代には、この技術を使った高級キーボード「Realforce」を発売。当時のキーボード市場は低価格品が主流だったが、東プレは「本当に良いものを求めるユーザー」に向けて、1万円を超える高級キーボードを投入した。これがプログラマーやライター、ゲーマーといったプロフェッショナルに受け入れられ、「一度使ったら他のキーボードに戻れない」と言われるほどのブランドへと成長した。 2000年代以降は、自動車の軽量化技術に注力。アルミニウムやマグネシウムといった軽量素材のプレス加工技術を開発し、燃費向上に貢献している。また、電気自動車時代を見据え、バッテリーケースなどの新分野にも進出している。 缶詰の蓋から始まり、自動車のボディパネルを経て、高級キーボードまで。プレス加工という一つの技術を極め、異なる市場で花開かせてきた東プレ。その技術力の高さは、「打鍵感」という感覚の世界でも証明されている。

主なグループ会社・関連会社

東プレ九州株式会社:自動車部品の製造 東プレ東海株式会社:自動車部品の製造 東プレテクノ株式会社:金型設計・製作

最近の動向

電動化対応:電気自動車向けのバッテリーケースや軽量パネルの開発を進めている。 Realforce新製品:ゲーミング向けの新モデルやワイヤレスモデルを投入し、eスポーツ市場での存在感を高めている。 カーボンニュートラル:製造工程でのCO2削減に取り組み、環境負荷の低い生産体制を構築している。

働く人のデータ

平均年齢
39.3歳
平均勤続年数
15.1年
平均年間給与
711万円

この企業を一言で表すと

自動車の外板パネルと高級キーボードで独自の地位を築く精密加工メーカー。プレス技術を極め、全く異なる分野で花開かせている。

リンク集

公式サイト:株式会社東プレ(https://www.topre.co.jp)