東京海上ホールディングス株式会社
基本情報
- 読み
- とうきょうかいじょうほーるでぃんぐす
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都千代田区大手町二丁目6番4号 常盤橋タワー
- 設立
- 2002年4月2日
- 業種
- 保険
- 資本金
- 1500億円
- 売上高
- 8兆4401億1400万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 51,436名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
東京海上ホールディングスは、国内最大手の損害保険会社。自動車保険、火災保険、海上保険、傷害保険など幅広い保険商品を提供している。国内外で事業を展開し、海外保険事業が収益の柱となっている。
業界での立ち位置
国内損害保険業界で首位。保険料収入は国内トップで、海外展開でも存在感がある。
強み
1. 自動車保険、火災保険で国内トップクラスのシェアを持ち、個人・法人向けに幅広い保険商品を提供している。 2. 海外保険事業が強く、アメリカ、イギリス、アジアなど世界45カ国以上で事業を展開している。海外保険料収入が全体の約60%を占める。 3. 企業向け保険(火災保険、賠償責任保険、海上保険など)に強みがあり、大企業との取引が多い。 4. 資産運用力が高く、保険料として集めた資金を株式、債券、不動産などに投資し、安定的な収益を上げている。
主なサービス・製品
自動車保険:対人・対物賠償、車両保険 火災保険:住宅火災保険、企業向け火災保険 傷害保険:ケガの補償、海外旅行保険 海上保険:貨物保険、船舶保険 賠償責任保険:企業向けPL保険、サイバー保険 企業向けリスクマネジメント:コンサルティング、再保険
沿革
東京海上の歴史は、明治時代にさかのぼる。 1879年、日本初の損害保険会社「東京海上保険会社」が設立された。明治政府は、欧米列強に対抗するため、海運業と保険業の育成を重視していた。当時、日本の船舶が海外に貨物を運ぶ際、イギリスやアメリカの保険会社に高い保険料を支払わなければならず、これが日本経済の負担となっていた。 東京海上は「日本の船を日本の保険会社で守る」という使命のもと、海上保険からスタート。しかし、当初は知名度もなく、経営は苦しかった。 1894年、日清戦争が勃発すると、軍事輸送船の保険引受で大きな利益を上げた。その後、海運業の発展とともに、東京海上も成長していった。 1914年、第一次世界大戦が始まると、日本の海運業は空前の好景気を迎えた。東京海上も海上保険で大きな収益を上げ、日本を代表する保険会社となった。 1923年、関東大震災が発生。東京は壊滅的な被害を受け、多くの保険会社が倒産した。東京海上も巨額の保険金支払いを余儀なくされたが、健全な財務基盤を持っていたため、すべての保険金を支払い、信頼を勝ち得た。 1945年、太平洋戦争の敗戦により、東京海上は海外資産を失った。しかし戦後、自動車保険、火災保険など国内市場で事業を再建していった。 1950年代、自動車の普及とともに自動車保険の需要が急増。東京海上は自動車保険に注力し、国内トップシェアを獲得した。 1990年代、バブル崩壊後、保険業界は再編の波にさらされた。東京海上は、他の保険会社と統合せず、独立路線を貫いた。 2002年、持株会社「東京海上ホールディングス」を設立し、グループ経営体制に移行。 2000年代、海外展開を加速。アメリカの損害保険会社「フィラデルフィア保険」「デルファイ・ファイナンシャル」を買収し、アメリカ市場での存在感を高めた。 2010年代、アジア、中南米、ヨーロッパへの進出を拡大。世界45カ国以上で事業を展開する「グローバル保険グループ」へと成長した。 近年、サイバー保険、気候変動対応保険など、新しいリスクに対応した保険商品を開発している。
主なグループ会社・関連会社
東京海上日動火災保険:国内損害保険事業 日新火災海上保険:国内中小企業向け損害保険 イーデザイン損害保険:ダイレクト型自動車保険(ネット販売) トキオ・マリン・ホールディングス(アメリカ):米国損害保険事業 トキオ・マリン・キルン(イギリス):ロイズ保険市場での保険引受 東京海上アセットマネジメント:投資運用会社
最近の動向
海外事業拡大:アメリカ、アジアでの損害保険事業を強化しており、M&Aを活用してグローバル展開を加速している。 サイバー保険:企業向けサイバー攻撃保険を拡充し、ランサムウェアやデータ漏洩のリスクに対応している。 気候変動対応:自然災害リスクの増加に対応し、気候変動リスクを評価・管理する仕組みを構築している。 デジタル化:AIを活用した保険金支払い査定、スマホアプリでの保険申込み、チャットボット対応などを推進している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 41.7歳
- 平均勤続年数
- 16.2年
- 平均年間給与
- 1535万円
この企業を一言で表すと
国内損害保険業界で首位を誇り、海外事業を積極的に展開し、世界45カ国以上で保険サービスを提供するグローバル保険グループ。