東宝株式会社
基本情報
- 読み
- とうほう
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都千代田区有楽町一丁目2番2号東宝日比谷ビル10階から12階
- 設立
- 1932年8月12日
- 業種
- サービス業
- 資本金
- 103億5,500万円
- 売上高
- 3131億7100万円(2025年2月期)
- 従業員数
- 3,873名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
東宝は、映画製作・配給、映画館運営、演劇興行を手がける総合エンターテインメント企業。「ゴジラ」シリーズをはじめとする数々のヒット作を生み出し、日本映画界をリードし続けている。また、TOHOシネマズという映画館チェーンを全国展開し、帝国劇場や東宝シアタークリエなどの劇場で演劇・ミュージカルも手がけている。
業界での立ち位置
日本の映画業界において、製作・配給・興行を一貫して手がける垂直統合型のビジネスモデルを確立しており、業界トップクラスの地位を占めている。特にゴジラシリーズは世界的なブランドとなっており、海外市場でも高い評価を得ている。
強み
1. ゴジラという世界的なIPを保有しており、映画、グッズ、ライセンス事業で安定した収益を上げている。 2. 映画製作から配給、上映までを一貫して手がけることで、収益を最大化できる体制が整っている。 3. TOHOシネマズという全国展開の映画館チェーンを持ち、興行収入の確実な取り込みが可能である。 4. 帝国劇場などの演劇施設を運営し、ミュージカルや演劇でも強みを発揮している。
主なサービス・製品
映画製作・配給:劇場用映画の企画・製作・配給 映画興行:TOHOシネマズチェーン(全国約70サイト) 演劇興行:帝国劇場、東宝シアタークリエ、日生劇場など 不動産事業:劇場・映画館ビルの賃貸・管理
沿革
東宝の歴史は1932年8月12日、小林一三が「東京宝塚劇場株式会社」を設立したことから始まる。小林一三は、阪急電鉄や宝塚歌劇団の創始者として知られる人物で、鉄道事業と娯楽事業を組み合わせたビジネスモデルを確立した先駆者だった。 1943年、映画製作会社を統合する国策により、「東宝映画株式会社」が誕生。戦時中は政府の統制下で映画製作を行っていたが、戦後は自由な映画製作を再開した。 1946年、社名を「東宝株式会社」に変更。戦後の娯楽需要の高まりとともに、次々とヒット作を生み出していった。 1954年、東宝の歴史に残る大作「ゴジラ」が公開された。監督は本多猪四郎、特撮は円谷英二。水爆実験で目覚めた怪獣ゴジラが東京を襲うという斬新なストーリーは、戦後の日本社会が抱える不安を象徴的に描き出し、大ヒットとなった。ゴジラはその後シリーズ化され、東宝を代表するIPとなった。 1960年代には、黒澤明監督の「用心棒」「椿三十郎」など、世界的に評価される時代劇作品を製作。また、クレージーキャッツ主演のコメディ映画シリーズも大ヒットし、幅広い層に支持された。 1970年代から1980年代にかけて、テレビの普及により映画産業は厳しい時代を迎えた。しかし、東宝はシネマコンプレックス(複合映画館)という新しい映画館形態をいち早く導入し、興行収入の回復に成功した。 2000年、映画館事業を分社化し、「TOHOシネマズ株式会社」を設立。全国に映画館チェーンを展開し、興行事業を強化した。 2016年、「シン・ゴジラ」が公開され、82億円を超える興行収入を記録。ゴジラシリーズの新たな可能性を示した。監督は庵野秀明、特技監督は樋口真嗣というエヴァンゲリオンのコンビが手がけ、従来のゴジラとは一線を画する作品として高い評価を得た。 2023年には、「ゴジラ-1.0」が公開され、日本映画として初めてアカデミー賞視覚効果賞を受賞。ゴジラというIPが70年を経てもなお進化し続けていることを証明した。 近年は、海外市場への展開も積極化しており、ハリウッド版ゴジラとのコラボレーションや、アジア市場での配給ネットワークの構築を進めている。 1932年の創業から90年以上、東宝は日本のエンターテインメント業界をリードし続けてきた。その原動力は、常に新しい表現を追求し、時代の変化に対応してきた創造力にある。
主なグループ会社・関連会社
TOHOシネマズ株式会社:映画館運営 東宝スタジオ株式会社:撮影所運営 東宝不動産株式会社:不動産事業 ティ・ジョイ:映画館運営
最近の動向
ゴジラ新作:2024年以降もゴジラシリーズの新作が計画されており、国内外での公開を予定している。 TOHOシネマズ拡大:映画館の新規出店を継続し、地方都市への展開も進めている。 ミュージカル事業強化:帝国劇場でのミュージカル公演を拡充し、演劇事業の収益拡大を図っている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 38.7歳
- 平均勤続年数
- 11年
- 平均年間給与
- 1,084万円
この企業を一言で表すと
ゴジラという世界的IPを持ち、映画製作・配給・興行を一貫して手がける総合エンターテインメント企業として、日本映画界をリードし続ける企業。