高砂熱学工業株式会社
基本情報
- 読み
- たかさごねつがくこうぎょう
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都新宿区新宿六丁目27番30号新宿イーストサイドスクエア
- 設立
- 1923年11月16日
- 業種
- 設備工事
- 資本金
- 131億3,400万円
- 売上高
- 3816億6100万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 5,858名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
高砂熱学工業は、空調設備工事を専門とする設備工事会社。オフィスビル、工場、病院、商業施設など、あらゆる建物の空調システムの設計・施工・メンテナンスを手がける。快適な室内環境を作り出す、空調のプロフェッショナル集団。
業界での立ち位置
空調設備工事業界で売上高トップクラスの企業で、特に大型ビルや工場の空調システム構築では高い技術力と実績を誇る。省エネ・環境対応技術にも強みがあり、カーボンニュートラルに向けた空調システムの提案で業界をリードしている。
強み
1. 大型ビルや工場の複雑な空調システムを設計・施工する高度な技術力を持つ。 2. 設計から施工、メンテナンスまで一貫して対応できる体制があり、建物のライフサイクル全体をサポートできる。 3. 省エネ性能の高い空調システムの提案力があり、顧客の光熱費削減とCO2削減の両立を実現している。 4. 海外でも積極的に事業展開しており、東南アジアや中東での実績が豊富。
主なサービス・製品
空調設備工事:オフィスビル、工場、病院、商業施設 省エネ改修工事:既存建物の空調システム更新 メンテナンス事業:空調設備の保守・点検 エネルギーサービス事業:エネルギー管理
沿革
高砂熱学工業の歴史は1923年、東京で高砂工業所として創業したことから始まる。関東大震災が起きた年でもあり、復興需要の中で暖房設備工事を手がける会社としてスタートした。 創業当初は、蒸気暖房や温水暖房といった暖房設備の施工が主な事業だった。当時の日本では、暖房設備を持つ建物はまだ少なく、官公庁や学校、大きな商業施設などに限られていた。高砂工業所はこうした建物の暖房設備工事を担い、技術を磨いていった。 1950年代に入ると、空気調和(エアコンディショニング)技術が日本にも導入され始めた。高砂工業所はいち早くこの技術に着目し、冷暖房を統合した空調設備工事へと事業を転換していった。 1960年代、高度経済成長期に入ると、オフィスビルや工場の建設ラッシュが起き、空調設備の需要が急増した。高砂工業所は、大規模ビルの空調システムを次々と手がけ、業界でのプレゼンスを高めていった。1966年には社名を高砂熱学工業株式会社に変更し、空調のプロフェッショナル企業としての位置づけを明確にした。 1970年には東京証券取引所第一部に上場。資金力を背景に、全国に支店網を展開し、全国規模の空調設備会社へと成長していった。 1973年の第一次オイルショック後は、省エネ技術の重要性が高まった。高砂熱学工業は、エネルギー効率の高い空調システムの開発に注力し、熱回収システムや氷蓄熱システムなど、先進的な技術を導入していった。 1980年代以降は、海外展開を本格化。東南アジアや中東の建設プロジェクトに参画し、日本の空調技術を海外に広めていった。特に、高温多湿な東南アジアや砂漠気候の中東では、日本の空調技術が高く評価された。 2000年代に入ると、既存建物の省エネ改修工事が新たな事業の柱となった。老朽化した空調設備を最新の省エネ機器に更新することで、ビルオーナーの光熱費削減とCO2削減を実現するビジネスモデルが広がっていった。 近年では、カーボンニュートラルへの対応が急務となり、再生可能エネルギーと連携した空調システムや、AI制御による最適運転など、最先端の技術開発に取り組んでいる。 100年以上にわたり、建物の快適な環境づくりを支えてきた高砂熱学工業。その技術力は、これからも社会に欠かせない存在であり続けるだろう。
主なグループ会社・関連会社
高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社:メンテナンス事業 Takasago Singapore Pte. Ltd.:シンガポール拠点 TAKASAGO THERMAL ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.:タイ拠点
最近の動向
カーボンニュートラル対応:CO2排出を大幅削減する空調システムの開発を進め、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)対応の提案を強化している。 省エネ改修需要:老朽化したビルの空調設備更新需要が増加しており、省エネ改修工事の受注が好調。 デジタル化:AIやIoTを活用した空調制御システムを導入し、エネルギー効率の最適化を実現している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 41.6歳
- 平均勤続年数
- 15年
- 平均年間給与
- 1,129万円
この企業を一言で表すと
空調設備工事のトップ企業で、大型ビルや工場の空調システム構築に高い技術力を持ち、省エネ対応でも業界をリード。