株式会社スターゼン
基本情報
- 読み
- すたーぜん
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都港区港南2-5-7 港南ビル
- 設立
- 1948年6月17日
- 業種
- 卸売業
- 資本金
- 116億5,800万円
- 売上高
- 4361億1200万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 2,783名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
スターゼンは、食肉を中心とした食品の卸売・加工を手がける総合食品企業。牛肉・豚肉・鶏肉の仕入れから加工、販売まで一貫して行い、スーパーマーケットや外食産業に食肉を供給している。『食卓に笑顔を届ける』という理念のもと、安全で高品質な食肉を提供し続けている。
業界での立ち位置
日本の食肉卸業界において、日本ハム、伊藤ハム米久ホールディングス、プリマハムに次ぐ規模を持つ。特に業務用食肉の分野で強みを持ち、外食チェーンや食品メーカーへの供給実績が豊富である。
強み
1. 国産牛肉から輸入牛肉まで幅広い品揃えを持ち、顧客のニーズに応じた食肉を提供できる。 2. 食肉の仕入れ・加工・物流を一貫して手がけることで、品質管理とコスト削減を両立している。 3. 外食産業向けの業務用食肉に強く、大手外食チェーンとの取引実績が豊富である。 4. 全国に物流センターと加工工場を展開し、鮮度を保ったまま迅速に配送できる体制を整えている。
主なサービス・製品
食肉卸売:牛肉、豚肉、鶏肉の仕入れ・販売 食肉加工:スライス肉、ミンチ肉、味付け肉などの加工品製造 冷凍食品:ハンバーグ、ミートボールなどの冷凍食品 物流サービス:冷蔵・冷凍物流 その他:食肉以外の食品卸売
沿革
スターゼンの歴史は1948年、東京・芝浦で『全国畜産協同組合連合会』(全畜連)として設立されたことから始まる。戦後の食糧難の時代、畜産農家を支援し、安定的な食肉供給を目指すために生まれた組織だった。 当初は、畜産農家が生産した食肉を集荷し、東京都中央卸売市場芝浦屠場(しばうらとじょう)で販売する事業を中心に行っていた。食肉の流通は、生産者から屠場、卸売業者、小売店へと複雑な経路をたどっており、全畜連はこの流通を効率化する役割を担った。 1958年、株式会社全畜連食品として法人化。協同組合から株式会社へと組織を変え、事業を拡大していった。この頃から、単なる卸売りだけでなく、食肉の加工事業にも参入し、スライス肉やミンチ肉などの製造を開始した。 1970年代、高度経済成長とともに日本人の食生活が豊かになり、食肉の消費量が急増。スターゼンもこの波に乗り、全国に営業拠点を展開していった。1974年には東京証券取引所の市場第二部に上場し、1982年には市場第一部(現プライム市場)に昇格した。 1986年、社名を『株式会社スターゼン』に変更。『Star(星)』と『Zenchu(全畜)』を組み合わせた造語で、『食肉業界の星になる』という意志が込められていた。 1990年代以降、外食産業の成長とともに、業務用食肉の需要が拡大。スターゼンは、大手外食チェーンとの取引を強化し、業務用食肉のトップサプライヤーとしての地位を確立していった。 2000年代には、BSE(牛海綿状脳症)問題や鳥インフルエンザの発生など、食肉業界を揺るがす事態が相次いだ。スターゼンは、トレーサビリティ(生産履歴の追跡)システムを導入し、安全性の確保に努めた。 近年は、国産和牛のブランド化や、輸入食肉の安定調達に力を入れている。また、少子高齢化による国内市場の縮小を見据え、アジア市場への輸出事業も展開している。 戦後の食糧難から始まり、日本人の食卓を支え続けてきたスターゼン。その歴史は、日本の食肉産業の発展そのものでもある。
主なグループ会社・関連会社
スターゼンミートプロセッサー株式会社:食肉加工 スターゼントレーディング株式会社:食肉輸入 スターゼン販売株式会社:食肉販売 サンキョーミート株式会社:食肉卸売
最近の動向
和牛輸出強化:日本産和牛の海外需要が高まる中、アジア・北米向けの輸出を拡大している。 冷凍食品事業拡大:コロナ禍での家庭内調理需要の高まりを受け、家庭用冷凍食品の開発・販売を強化している。 サステナビリティ推進:持続可能な畜産業を目指し、環境負荷の低い食肉調達に取り組んでいる。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 40歳
- 平均勤続年数
- 12.3年
- 平均年間給与
- 673万円
この企業を一言で表すと
食肉の仕入れから加工・販売まで一貫して手がけ、日本の食卓と外食産業を支える総合食品企業。