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新明和工業株式会社

基本情報

読み
しんめいわこうぎょう
上場区分
プライム市場
本社所在地
兵庫県宝塚市新明和町1番1号
設立
1949年11月5日
業種
産業機械メーカー
資本金
159億8100万円
売上高
2664億4100万円(2025年3月期)
従業員数
6,473名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

新明和工業は兵庫県宝塚市に本社を置く大手輸送用機器・産業用機器メーカーです。そのルーツは第二次世界大戦中に戦闘機「紫電改」を開発した川西航空機にあり、航空機開発で培った高い技術力を基盤に、多角的な事業を展開しています。防衛省向けの飛行艇から、日常生活で目にするダンプトラックやごみ収集車、都市部の立体駐車場まで、非常に幅広い製品を手がけているのが特徴です。航空機、特装車、産機システム、流体、パーキングシステムの5つの事業セグメントで社会インフラを支える重要な製品・サービスを提供しています。

業界での立ち位置

特定の分野で圧倒的なシェアを誇る「ニッチトップ」の集合体のような企業です。救難飛行艇「US-2」を製造する日本で唯一のメーカーであり、波の高さ3mという荒れた海上でも離着水できる世界最高峰の性能を誇ります。ダンプトラックやごみ収集車、コンクリートミキサ車などの特装車分野では国内トップクラスのシェアを誇り、特にダンプトラックでは長年にわたり首位を維持しています。機械式駐車設備の分野でも高いシェアを持ち、業界の主要プレイヤーの一角を占めています。

強み

航空機開発で培われた卓越した技術力が最大の強みです。流体技術や構造解析技術、自動制御技術などを特装車、ポンプ、駐車場などの他事業に応用し、「空から水中まで」をカバーする幅広い技術領域を持っています。主力事業の多くが国内トップシェアを誇るため、価格競争に巻き込まれにくく安定した収益基盤を確立しています。航空機、特装車、産機システム、パーキングシステムなど異なる市場を持つ事業を複数展開しているため、特定業界の景気変動に左右されにくい安定した経営を実現しています。防衛省や全国の自治体、大手ゼネコンなど、主要な顧客と長年にわたる信頼関係を築いています。

主なサービス・製品

航空機事業では、海上自衛隊向けの救難飛行艇「US-2」や、ボーイング社・エアバス社など国内外の航空機メーカー向けに主翼部品などを製造・供給しています。特装車事業では、ダンプトラック、塵芥車(ごみ収集車)「タウンパック」、コンクリートミキサ車、テールゲートリフタなどを提供しています。産機システム事業では世界トップクラスのシェアを持つワイヤーストリッパ(電線被覆剥ぎ取り装置)や環境システムを手がけています。流体事業では下水処理場や河川排水用の水中ポンプを、パーキングシステム事業ではタワーパーキングや多段式駐車設備などを提供しています。

主なグループ会社・関連会社

国内グループ会社として、新明和オートエンジニアリング株式会社(特装車のメンテナンス・カスタマイズ)、新明和商事株式会社(グループ製品の販売)、新明和ソフトテクノロジ株式会社(ITシステム開発・運用)、新明和パークテック株式会社(立体駐車設備メンテナンス)、大亜真空株式会社(真空関連装置)、イワフジ工業株式会社(林業機械・環境関連機器)、東邦車輛株式会社(トレーラ・タンクローリ製造)があります。海外では、ShinMaywa (America), Ltd.、ShinMaywa (Asia) Pte. Ltd.、新明和(上海)精密机械有限公司、Thai ShinMaywa Co., Ltd.などが事業を展開しています。

最近の動向

2025年にはレシップ社と共同で、塵芥車を用いた廃棄物収集業務の効率化システムの実証実験を開始しました。「Inter Airport Europe 2025」や「DSEI Japan 2025」への出展を予定しており、「DSEI Japan 2025」では無人飛行艇のコンセプトモデル「XU-M」を披露しました。環境面では、自社施設で消費する電力を再生可能エネルギーでまかなう「自己託送太陽光発電システム」を導入しました。2024年3月期の決算が発表され、2025年3月期の連結業績予想も公開されましたが、後に売上高が5%増に下方修正されています。

働く人のデータ

平均年齢
43.5歳
平均勤続年数
14.8年
平均年間給与
727万円

この企業を一言で表すと

新明和工業は川西航空機をルーツに持つ輸送用機器・産業用機器メーカーで、飛行艇、特装車、駐車設備など多様な分野でニッチトップの地位を確立し、卓越した技術力で社会インフラを支えています。

リンク集

公式サイト:新明和工業株式会社(https://www.shinmaywa.co.jp/)