島津製作所
基本情報
- 読み
- しまづせいさくしょ
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 京都市中京区西ノ京桑原町1
- 設立
- 1917年9月1日
- 業種
- 電子機器メーカー
- 資本金
- 266億4800万円
- 売上高
- 5390億4700万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 14481人
事業内容・特徴
事業概要
島津製作所は、科学技術で社会に貢献する精密機器メーカー。分析計測機器、医療機器、航空機器、産業機器など幅広い製品を製造している。特に分析計測機器では世界トップクラスの技術力を持ち、質量分析計や液体クロマトグラフなどの分析装置は研究機関や製薬企業で広く使われている。また、医療機器ではX線撮影装置やCT装置などを製造し、医療現場を支えている。創業は1875年と古く、140年以上にわたり日本の科学技術の発展に貢献してきた。2002年には、社員の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞し、世界的にも注目を集めた。
業界での立ち位置
島津製作所は、分析計測機器分野において世界的なリーディングカンパニーとして知られている。質量分析計や液体クロマトグラフなどの分析装置では、アジレント・テクノロジーズやサーモフィッシャーサイエンティフィックといった海外大手と競合しながらも、高い技術力で市場シェアを確保している。医療機器分野でも、X線撮影装置やCT装置で国内外の医療機関に製品を供給している。精密機器業界は技術革新が激しいが、同社は長年の研究開発により蓄積した技術力を武器に、競争力を維持している。
強み
島津製作所の強みは、140年以上にわたる歴史の中で培ってきた精密技術と分析技術にある。分析計測機器では、微量成分を高精度に検出する技術に優れており、医薬品開発や環境分析など幅広い分野で活用されている。また、医療機器では、X線技術や画像処理技術を活かした高性能な診断装置を開発している。研究開発への投資も積極的に行っており、売上高の約8%を研究開発費に充てている。さらに、ノーベル化学賞受賞者を輩出するなど、世界レベルの研究開発力を持つ点も大きな強みである。グローバルな販売網を持ち、世界中の顧客にサービスを提供している点も競争力の源泉となっている。
主なサービス・製品
主力製品は、分析計測機器、医療機器、航空機器、産業機器。分析計測機器では、質量分析計、液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフなどを製造し、研究機関や製薬企業、食品企業などで使われている。医療機器では、X線撮影装置、CT装置、血管造影装置などを製造し、病院やクリニックに供給している。航空機器では、航空機の構造部品や油圧機器を製造している。産業機器では、試験機や計測機器を製造し、製造業の品質管理に貢献している。
沿革
島津製作所の歴史は、1875年に島津源蔵が京都で理化学器械の製造を始めたことに遡る。当初は教育用の理化学機器を製造していたが、次第に高度な分析機器や測定機器の開発を手がけるようになった。1895年には日本初のX線撮影に成功し、医療機器分野への進出の礎を築いた。1917年に株式会社として設立され、事業を拡大していった。戦後は分析機器や医療機器の開発に注力し、1956年には日本初の国産X線テレビ装置を開発した。1970年代には液体クロマトグラフや質量分析計などの高度な分析機器を次々と開発し、世界市場でも競争力を持つようになった。2002年には社員の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞し、同社の技術力が世界的に認められた。近年は、医療のデジタル化やライフサイエンス分野の研究開発に注力しており、次世代の診断・分析技術の開発を進めている。
主なグループ会社・関連会社
Shimadzu Scientific Instruments(アメリカ)、Shimadzu Europa GmbH(ドイツ)など、世界各地に販売・サービス拠点を持つグループ企業を展開している。
最近の動向
2023年には、がんの早期診断に貢献する新しい質量分析技術を開発し、医療分野での応用を進めている。また、環境分析向けの高感度分析装置の開発にも力を入れている。2024年には、AI技術を活用した画像診断支援システムの開発を発表し、医療のデジタル化に貢献している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 43.6歳
- 平均勤続年数
- 18.1年
- 平均年間給与
- 901万円
この企業を一言で表すと
140年以上の歴史を持つ精密機器メーカー。分析計測機器や医療機器で世界トップクラスの技術力を誇り、ノーベル化学賞受賞者を輩出するなど研究開発力に優れている。