NTT株式会社
基本情報
- 読み
- えぬてぃーてぃー
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都千代田区大手町一丁目5番1号大手町ファーストスクエアイーストタワー
- 設立
- 1985年4月1日
- 業種
- 通信
- 資本金
- 9379億5000万円
- 売上高
- 13兆7047億円(2025年3月期)
- 従業員数
- 341,321名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
日本電信電話(NTT)は、固定電話、携帯電話、インターネット、データセンター、クラウドサービスなど、通信インフラとICT(情報通信技術)サービスを提供する世界最大級の通信事業者。ドコモ、東日本、西日本、データ、コミュニケーションズなど、多くのグループ会社を傘下に持つ。
業界での立ち位置
日本国内で圧倒的なシェアを持つ通信インフラ企業。固定電話回線では日本全国をカバーし、NTTドコモは携帯電話市場で国内首位。世界でも通信事業者として時価総額トップクラスに位置する。
強み
1. 日本全国に張り巡らされた通信インフラ(固定電話回線、光ファイバー網)を持ち、この巨大なネットワークが大きな強みになっている。 2. NTTドコモを通じて、携帯電話市場で国内トップシェアを持ち、5G(第5世代移動通信システム)でも先行している。 3. データセンター、クラウド、セキュリティなど、企業向けICTサービスで強みを持ち、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援ビジネスを拡大している。 4. NTT研究所を持ち、光通信、量子コンピューティング、AI(人工知能)など、先端技術の研究開発を進めている。
主なサービス・製品
NTTドコモ:携帯電話、5Gサービス NTT東日本・西日本:固定電話、光回線(フレッツ光) NTTデータ:システム開発、ITコンサルティング NTTコミュニケーションズ:法人向け通信サービス、データセンター NTT都市開発:不動産事業
沿革
NTTの起源は、1890年に設立された「逓信省」にさかのぼる。当時、電話は国営事業として運営されており、政府が電話網の整備を進めた。戦前から戦後にかけて、電話は「逓信省」→「電気通信省」→「郵政省」と、組織名を変えながら国営事業として続いた。 1952年、日本電信電話公社(電電公社)が設立され、電話事業は公社として運営されるようになった。電電公社は、全国に電話網を整備し、1970年代には「一家に一台電話」の普及を達成。日本の高度経済成長を通信インフラの面から支えた。 1970年代後半、世界的に通信市場の自由化が進む中、日本でも「電電公社の民営化」が議論されるようになった。1985年4月1日、電電公社は民営化され、「日本電信電話株式会社(NTT)」が誕生した。同時に、競争促進のため、第二電電(DDI、現KDDI)などの新規参入も認められた。 1987年、NTT株が上場。株価は一時319万円まで上昇し、「NTT株ブーム」と呼ばれる社会現象を引き起こした。しかし、バブル崩壊後、株価は大きく下落した。 1992年、携帯電話事業を分社化し、「NTTドコモ」が設立された。ドコモは1999年に世界初の携帯インターネットサービス「iモード」を開始し、大ヒット。携帯電話が爆発的に普及するきっかけを作った。 1999年、NTTは「持株会社制」へ移行。NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズに分割され、NTT本体は持株会社として各社を統括する形になった。 2000年代、ブロードバンド(光ファイバー)の普及が進み、NTT東日本・西日本は「フレッツ光」を展開。インターネット普及の基盤を支えた。一方、携帯電話市場では、KDDIやソフトバンクとの競争が激化した。 2010年代、スマートフォンの普及が進み、NTTドコモはiPhoneの取り扱いを2013年に開始。5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスも2020年にスタートした。 2020年、NTTはNTTドコモを完全子会社化(TOB:株式公開買い付け)。約4兆円を投じてドコモを100%子会社とし、グループ経営の強化を図った。 現在、NTTはIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)と呼ばれる次世代通信インフラの開発を進めており、光電融合技術や量子コンピューティングなど、先端技術への投資を加速している。
主なグループ会社・関連会社
NTTドコモ:携帯電話事業(国内シェア1位) NTT東日本:東日本エリアの固定電話・光回線 NTT西日本:西日本エリアの固定電話・光回線 NTTデータ:国内最大手のシステムインテグレーター NTTコミュニケーションズ:法人向け通信サービス、データセンター NTTファシリティーズ:通信設備の建設・保守 NTT都市開発:不動産開発・管理
最近の動向
IOWN構想:光電融合技術を活用した次世代通信インフラ「IOWN」の実用化を2030年に向けて推進している。 6G開発:次世代通信規格「6G」の研究開発を進めており、2030年代の実用化を目指している。 DX支援強化:企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスを拡充している。 海外事業拡大:アメリカ、ヨーロッパ、アジアでのデータセンター・クラウド事業を強化している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 41.8歳
- 平均勤続年数
- 16.1年
- 平均年間給与
- 1069万円
この企業を一言で表すと
日本全国に通信インフラを持ち、固定・携帯電話からデータセンターまで、通信とICTで日本社会を支える巨大企業。