日鉄ソリューションズ株式会社
基本情報
- 読み
- にってつそりゅーしょんず
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
- 設立
- 1980年10月1日
- 業種
- ITソリューション
- 資本金
- 129億5200万円
- 売上高
- 3383億100万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 8,647名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
日鉄ソリューションズは、日本製鉄グループのシステムインテグレーター。製造業向けのシステム開発に強みを持ち、生産管理、品質管理、物流システムなど、製造現場を支えるITソリューションを提供している。鉄鋼業で培ったノウハウを活かし、他の製造業にも展開することで、日本のものづくりを支えている。
業界での立ち位置
日本のIT業界において、製造業向けシステム開発に特化した独自のポジションを確立している。日本製鉄という巨大な製造業を支えてきた実績と、そこで培ったノウハウが、他の製造業からも高く評価されている。ユーザー系SIerとしては大手に位置し、安定した経営基盤を持つ。
強み
1. 日本製鉄の生産システムを長年支えてきた実績があり、製造業特有の業務フローやシステム要件に精通している。 2. 生産管理、品質管理、設備保全など、製造現場の課題を深く理解したソリューション提案ができる。 3. 日本製鉄グループという安定した収益基盤を持ちながら、外販比率を高め、他業種への展開も進めている。 4. AIやIoTを活用したスマートファクトリー構築の実績が豊富で、製造業のDXを推進している。
主なサービス・製品
製造業向けシステム:生産管理システム、品質管理システム、物流システム ERPソリューション:基幹業務システムの構築・運用 クラウドサービス:製造業向けクラウドソリューション AI・IoTソリューション:スマートファクトリー構築支援
沿革
日鉄ソリューションズの歴史は1980年、日本製鉄(当時は新日本製鐵)の情報システム部門が分社化され、「新日鉄情報通信システム株式会社」として設立されたことから始まる。当初は、新日鉄グループのシステム開発と運用を担当する、いわば社内IT部門としての役割が中心だった。 日本製鉄は、世界最大級の鉄鋼メーカーであり、製鉄所では高度な生産管理システムが必要とされていた。高炉の温度管理、鋼材の品質管理、製品の物流管理など、複雑なプロセスをコンピュータで制御するシステムが求められた。新日鉄情報通信システムは、こうした製造業特有のシステム開発ノウハウを蓄積していった。 1990年代、グループ外への事業展開を開始。他の製造業にも、製鉄所で培ったシステム技術を提供するビジネスモデルを確立した。製造業向けのERPパッケージや、生産管理システムの開発で実績を積み重ねた。 2002年、社名を「新日鉄ソリューションズ株式会社」に変更。単なる情報システム会社から、顧客の課題を解決する「ソリューションプロバイダー」へと進化する意志を示した。 2012年、東京証券取引所の市場第一部(現プライム市場)に上場。親会社である新日鉄の子会社でありながら、独立した企業として資金調達力を高め、外販事業の拡大を加速させた。 2019年、親会社の社名変更に伴い、社名を「日鉄ソリューションズ株式会社」に変更。新日本製鐵が日本製鉄に改称したことに合わせた変更だった。 2020年代、製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速すると、日鉄ソリューションズの需要も急増した。AIを活用した品質検査システムや、IoTセンサーを使った設備保全システムなど、最新技術を取り入れたソリューションを次々と開発している。 特に注目されているのが、「スマートファクトリー」の構築支援だ。工場のあらゆるデータをリアルタイムで収集・分析し、生産効率を最適化するシステムを提供している。日本製鉄の製鉄所で実証されたシステムが、他の製造業にも展開されている。 近年は、製造業以外の分野にも進出。金融、流通、公共分野など、幅広い業種に対してITソリューションを提供している。しかし、製造業向けシステムという強みは変わらず、日本のものづくりを支える存在であり続けている。 日本製鉄という巨大企業を支えてきた技術力を、他の企業にも提供する。それが、日鉄ソリューションズの使命だ。
主なグループ会社・関連会社
日鉄日立システムエンジニアリング株式会社:システム開発・運用 NSSOLベトナム株式会社:オフショア開発拠点 NSSOLシンガポール株式会社:海外拠点
最近の動向
製造業DX支援拡大:AI・IoTを活用したスマートファクトリー構築支援が好調で、製造業のDX案件が増加している(2024年~)。 クラウド移行支援:製造業向けにオンプレミスからクラウドへの移行支援サービスを強化している。 カーボンニュートラル対応:製造業の脱炭素化を支援するエネルギー管理システムの開発を進めている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 39.9歳
- 平均勤続年数
- 12.6年
- 平均年間給与
- 905万円
この企業を一言で表すと
日本製鉄グループのシステムインテグレーターとして、製造業向けシステム開発に強みを持ち、日本のものづくりを支えるIT企業。