日産自動車株式会社
基本情報
- 読み
- にっさんじどうしゃ
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号(日産自動車グローバル本社)
- 設立
- 1933年12月26日
- 業種
- 自動車メーカー
- 資本金
- 6058億1300万円
- 売上高
- 12兆6332億円(2025年3月期)
- 従業員数
- 132,790名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
日産自動車は、乗用車、商用車を製造・販売する自動車メーカー。フランスのルノー、三菱自動車と「ルノー・日産・三菱アライアンス」を組み、世界各地で車を生産・販売している。電気自動車「リーフ」でも知られる。
業界での立ち位置
国内販売台数ではトヨタ、ホンダに次ぐ第3位。世界販売では、ルノー・三菱とのアライアンス全体で年間約800万台を販売し、世界トップクラスのグループを形成している。
強み
1. 電気自動車(EV)の開発で先行しており、2010年に発売した「リーフ」は世界で最も売れたEVの一つになっている(累計65万台以上)。 2. ルノー(フランス)、三菱自動車とアライアンスを組み、部品や技術を共有することでコストを削減し、グローバルな競争力を高めている。 3. SUV(スポーツ多目的車)に強く、「エクストレイル」「キックス」などの人気車種を持つ。 4. アメリカ市場で強く、「ローグ(日本名:エクストレイル)」「アルティマ」などが人気を集めている。
主なサービス・製品
乗用車:ノート、セレナ、エクストレイル、スカイライン、GT-R、フェアレディZ 電気自動車:リーフ、アリア、サクラ SUV:エクストレイル、キックス 商用車:NV350キャラバン、NT100クリッパー 海外専用車:ローグ(アメリカ)、ジューク(ヨーロッパ)
沿革
日産自動車の起源は、1911年に設立された「快進社」にさかのぼる。快進社は1914年に日本初の国産乗用車「ダット号」を完成させた。「ダット(DAT)」は、出資者3人の頭文字(田健治郎、青山禄朗、竹内明太郎)から名付けられた。 1931年、ダット自動車製造(快進社の後継会社)は、ダットの小型版として「ダットサン」を開発。「ダットの息子(son)」という意味で名付けられ、大衆車として人気を集めた。 1933年12月26日、戸畑鋳物(現・日立金属)の創業者・鮎川義介が、ダット自動車製造を買収し、「自動車製造株式会社」を設立。1934年には「日産自動車株式会社」に社名変更した。「日産」は「日本産業」の略称である。 1935年、横浜に本格的な自動車工場を建設。アメリカのフォードやGMの大量生産方式を取り入れ、日本でも自動車の大量生産を開始した。 第二次世界大戦中、日産は軍用トラックの製造を行ったが、戦後、GHQの指導により民間車の生産に転換。1950年代、イギリスのオースチン社と技術提携し、乗用車生産の技術を学んだ。 1958年、小型トラック「ダットサン1000」をアメリカに輸出。1960年代には「ダットサン・ブルーバード」「ダットサン・サニー」などの小型車がアメリカで人気を集め、日産の輸出は急拡大した。 1969年、スポーツカー「フェアレディZ」を発売。流麗なデザインと手頃な価格で、アメリカで大ヒット。日産のブランドイメージを大きく向上させた。 1970年代、オイルショックが発生すると、燃費の良い日本車が世界中で人気となり、日産も大きく成長した。1980年代には、高級車ブランド「インフィニティ」を立ち上げ、アメリカ市場に投入した。 1999年、経営危機に陥った日産は、フランスのルノーと資本提携。ルノーから派遣されたカルロス・ゴーン氏が社長に就任し、大胆なリストラと構造改革を断行した。「日産リバイバルプラン」と呼ばれるこの改革により、日産はわずか数年で黒字化に成功した。 2010年、世界初の量産型電気自動車「リーフ」を発売。「ガソリンを一滴も使わない車」として注目を集め、世界中で販売された。 2016年、三菱自動車を傘下に収め、ルノー・日産・三菱の3社アライアンスが誕生。世界販売台数で年間1,000万台を超える世界最大級の自動車グループとなった。 2018年、カルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反容疑で逮捕され、日産は大きな混乱に陥った。その後、内田誠氏が社長に就任し、経営再建を進めている。 現在、日産は電動化(EV)と自動運転技術に注力し、2030年までに新車販売の50%以上をEVにする目標を掲げている。
主なグループ会社・関連会社
日産車体:商用車・SUV製造 オーテックジャパン:カスタムカー製造 日産トレーディング:部品・資材調達 NISSAN MOTOR CO., USA:アメリカでの販売・製造 東風日産(中国):中国市場向け生産・販売
最近の動向
EV戦略加速:2030年までに新車販売の50%以上をEVにする目標を掲げ、新型EV「アリア」や軽EV「サクラ」を投入している。 全固体電池開発:次世代バッテリーとして期待される全固体電池の実用化を2028年に目指している。 ルノーとの関係見直し:ルノーとの資本関係を対等に見直し、より柔軟なアライアンス運営を目指している。 アメリカ工場強化:アメリカでのEV生産を強化するため、工場への投資を拡大している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 41歳
- 平均勤続年数
- 14.7年
- 平均年間給与
- 895万円
この企業を一言で表すと
電気自動車「リーフ」で先行し、ルノー・三菱とのアライアンスで世界市場に挑む自動車メーカー。