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森永乳業株式会社

基本情報

読み
もりながにゅうぎょう
上場区分
プライム市場
本社所在地
東京都港区東新橋一丁目5番2号(汐留シティセンター)
設立
1949年4月13日
業種
食品・飲料メーカー
資本金
218億2100万円
売上高
5611億7300万円(2025年3月期)
従業員数
7,453名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

森永乳業は、牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、チーズなど、乳製品全般を製造・販売する会社。「森永牛乳」「ピノ」「MOW」「アロエヨーグルト」など、誰もが知るロングセラー商品を数多く持つ。また、冷たいコーヒー飲料「マウントレーニア」シリーズは、カップ入りチルドカップコーヒーという新市場を開拓した。

業界での立ち位置

日本の乳業界で第2位の規模を持ち、特にチルドカップコーヒーでは「マウントレーニア」が市場をリードしている。ヨーグルトの「アロエヨーグルト」はロングセラー商品として根強い人気があり、アイスクリームの「ピノ」「MOW」も定番ブランドとなっている。

強み

1. 牛乳から発酵乳、アイスクリーム、チーズまで、乳製品の総合的な製造技術と商品開発力を持っている。 2. 「マウントレーニア」でチルドカップコーヒー市場を開拓するなど、新市場創造の実績がある。 3. 100年以上の歴史で培った乳酸菌研究などの技術力があり、機能性食品の開発に強みを持つ。 4. 全国に製造・物流拠点を持ち、鮮度が重要な乳製品を安定供給できる体制を構築している。

主なサービス・製品

牛乳・乳飲料:森永牛乳、マウントレーニア(チルドカップコーヒー)、ピクニック ヨーグルト:アロエヨーグルト、ビヒダスヨーグルト、トリプルヨーグルト アイスクリーム:ピノ、MOW、パルム チーズ・バター:クラフト(ライセンス生産)、フィラデルフィア デザート:プリン、ゼリー

沿革

森永乳業の歴史は、1917年(大正6年)、「日本煉乳株式会社」として創設されたことに始まる。当時、日本では乳製品の製造技術が未熟で、品質の良い煉乳(コンデンスミルク)を作ることが課題だった。日本煉乳は、この課題に挑戦する会社として誕生した。 1920年(大正9年)、森永製菓と合併し、森永製菓の畜産部として事業を継続することになった。森永太一郎が社長を務め、菓子と乳製品の両輪で事業を拡大していった。昭和初期には、日本の乳業界で最大手として君臨し、「森永ミルク」は全国で愛される商品となった。 しかし1955年(昭和30年)6月、森永乳業の歴史に暗い影を落とす事件が起きた。「森永ヒ素ミルク中毒事件」だ。粉ミルクにヒ素が混入し、多くの乳児が健康被害を受けるという痛ましい事件で、会社は業界最大手の座を雪印乳業に譲ることになった。この事件は、森永乳業にとって品質管理の重要性を痛感させる大きな教訓となった。 1949年4月13日、森永製菓から独立し、「森永乳業株式会社」として再出発を果たした。独立企業として新たなスタートを切り、品質管理を徹底しながら事業の再建に取り組んだ。1954年には東京証券取引所に上場し、企業としての基盤を固めていった。 1960年代から1970年代は、新商品開発の時代だった。1964年には「ビヒダス」を発売し、ビフィズス菌入りヨーグルトという新しいカテゴリーを開拓。1980年には「アロエヨーグルト」を発売し、これが大ヒット商品となった。果肉入りヨーグルトという発想が消費者に受け入れられ、40年以上経った今でも売れ続けるロングセラーとなっている。 アイスクリーム事業でも次々とヒット商品を生み出した。1976年には一口サイズのアイス「ピノ」を発売し、手軽に食べられる新しいアイスクリームとして定着。2002年には濃厚なアイス「MOW」を発売し、プレミアムアイス市場を牽引する存在となった。 1990年代の大きな挑戦が、「マウントレーニア」の開発だった。1998年、冷蔵庫で保存するカップ入りのコーヒー飲料という、それまでになかった商品を発売。最初は「冷たいコーヒーがカップに入っている」という斬新さに戸惑う声もあったが、徐々に支持を広げ、今ではチルドカップコーヒー市場を代表するブランドとなっている。 2000年代以降は、機能性食品の開発に力を入れた。乳酸菌やビフィズス菌の研究を深め、腸内環境を整える商品や、免疫力をサポートする商品など、健康志向に対応した製品を次々と投入。「トリプルヨーグルト」など、特定の健康効果を訴求した商品も展開している。 2017年には創業100周年を迎え、「かがやく『笑顔』のために」というスローガンのもと、次の100年に向けた歩みを始めた。健康長寿社会への貢献、環境負荷の低減など、社会課題の解決にも積極的に取り組んでいる。 ヒ素ミルク事件という苦難を乗り越え、品質と信頼を取り戻してきた森永乳業。現在は業界2位として、革新的な商品開発と確かな品質で、人々の健康と笑顔に貢献し続けている。

主なグループ会社・関連会社

エムケーチーズ:チーズの製造・販売 東北森永乳業:東北地方での製造・販売 横浜乳業:関東地方での製造・販売 森永乳業九州:九州地方での製造・販売

最近の動向

健康機能性商品の強化:腸内環境改善や免疫サポートなど、機能性を訴求した商品の開発を加速している(2023年)。 サステナビリティ推進:容器包装の環境配慮や、酪農家との持続可能な関係構築に取り組んでいる。 プラントベース商品:植物由来の代替乳製品の開発を進め、2024年から順次市場投入を開始している。

働く人のデータ

平均年齢
40.2歳
平均勤続年数
16.8年
平均年間給与
792万円

この企業を一言で表すと

「ピノ」「MOW」「アロエヨーグルト」「マウントレーニア」など数々のヒット商品を持つ日本の乳業界第2位の総合乳製品メーカーで、100年以上の歴史を持つ企業。

リンク集

公式サイト:森永乳業株式会社(https://www.morinagamilk.co.jp)