三菱マテリアル株式会社
基本情報
- 読み
- みつびしまてりある
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビル
- 設立
- 1950年4月1日
- 業種
- 非鉄金属素材メーカー
- 資本金
- 1194億5700万円
- 売上高
- 1兆9620億円(2025年3月期)
- 従業員数
- 18,452名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
三菱マテリアルは、銅、亜鉛、金、銀などの非鉄金属を製錬・加工する素材メーカー。鉱山開発から製錬、加工、リサイクルまで一貫して手がけ、セメント、電子材料、超硬工具なども製造している。
業界での立ち位置
日本の非鉄金属業界でトップクラスの企業。銅の製錬では国内最大手で、年間約40万トンの銅を生産している。また、超硬工具では世界シェア上位を誇り、自動車や航空機の部品加工に使われる切削工具を供給している。
強み
1. 銅の製錬技術で国内トップを誇り、鉱山開発からリサイクルまで一貫した事業を展開している。使用済み電子機器から金、銀、銅を回収する都市鉱山事業にも力を入れている。 2. 超硬工具で世界トップクラスのシェアを持ち、自動車エンジンや航空機部品の加工に使われる高精度な切削工具を製造している。 3. セメント事業でも国内大手で、年間約1,000万トンのセメントを生産している。インフラ整備や建設需要を支えている。 4. 電子材料事業では、半導体や電子部品に使われる高純度の銅箔やターゲット材を製造している。
主なサービス・製品
銅製錬:電気銅、硫酸、金、銀 セメント:ポルトランドセメント、特殊セメント 超硬工具:切削工具、ドリル、エンドミル 電子材料:銅箔、スパッタリングターゲット 加工品:銅管、銅板、伸銅品 リサイクル:廃電子機器からの貴金属回収
沿革
三菱マテリアルの起源は、1871年に岩崎弥太郎が開発した佐渡金山にさかのぼる。明治時代、三菱財閥は鉱山事業を拡大し、銅、金、銀などの鉱山を次々と開発していった。 1896年、三菱は秋田県の小坂鉱山を買収し、銅の生産を本格化。小坂鉱山は日本最大級の銅鉱山となり、三菱鉱業の中核事業となった。 1950年4月1日、第二次世界大戦後の財閥解体を経て、三菱鉱業株式会社として再出発。鉱山事業と製錬事業を主力に、セメント事業も手がけるようになった。 1970年代、日本の高度経済成長に伴い、銅の需要が急増。三菱鉱業は銅製錬能力を拡大し、国内最大の銅メーカーとなった。また、セメント事業も拡大し、インフラ整備を支えた。 1990年、三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、「三菱マテリアル株式会社」が誕生。非鉄金属とセメントを両輪とする総合素材メーカーとして新たなスタートを切った。 2000年代、超硬工具事業を強化。自動車や航空機の部品加工に使われる高精度な切削工具を開発し、世界市場でシェアを拡大した。 2010年代、都市鉱山事業に注力。使用済み電子機器から金、銀、銅を回収するリサイクル技術を確立し、資源循環型社会の実現に貢献している。 近年は、電気自動車(EV)向けの電子材料や、半導体製造に使われるスパッタリングターゲットの開発を強化。また、再生可能エネルギーや脱炭素技術への投資も拡大している。
主なグループ会社・関連会社
三菱伸銅:銅管・銅板製造(空調用銅管、電子機器用銅板) 三菱セメント:セメント製造(ポルトランドセメント、特殊セメント) 三菱マテリアルテクノ:超硬工具製造(自動車・航空機部品加工用切削工具) MMCツールズ:切削工具販売(国内外での工具販売) 三菱マテリアル電子化成:電子材料製造(半導体用スパッタリングターゲット、銅箔)
最近の動向
EV向け電子材料:電気自動車の普及に伴い、バッテリーや電子部品に使われる銅箔やターゲット材の需要が拡大している。 都市鉱山事業拡大:使用済み電子機器からの貴金属回収を強化し、資源循環型社会に貢献している。 半導体材料強化:半導体製造に使われるスパッタリングターゲットの生産を拡大している。 脱炭素への取り組み:銅製錬プロセスの省エネ化やCO2削減技術の開発を進めている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 43.2歳
- 平均勤続年数
- 18.5年
- 平均年間給与
- 714万円
この企業を一言で表すと
銅製錬から超硬工具まで幅広く手がけ、都市鉱山事業で資源循環型社会の実現を目指す総合素材メーカー。