株式会社ミツバ
基本情報
- 読み
- みつば
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 群馬県桐生市広沢町一丁目2681番地
- 設立
- 1946年3月8日
- 業種
- 自動車部品メーカー
- 資本金
- 50億円
- 売上高
- 3493億5300万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 21,887名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
ミツバは、自動車用電装品を専門とする部品メーカー。スターターモーター、ワイパー、ウィンドウレギュレーター、ホーンなど、自動車の電気系統に関わる部品を幅広く手がけている。一般消費者には馴染みが薄いが、自動車の快適性と安全性を支える重要な部品を供給し続けている。
業界での立ち位置
日本の自動車電装品業界において、スターターモーターやワイパーシステムで高いシェアを持つ専門メーカーとして知られている。ホンダとの取引関係が強く、国内外のホンダ工場に部品を供給するほか、他の自動車メーカーへの供給も拡大している。
強み
1. スターターモーター、ワイパー、ホーンなど、特定の電装品に特化することで高度な技術とコスト競争力を持っている。 2. ホンダとの長年の取引実績により、安定した受注基盤を確立している。 3. 日本、アジア、北米、欧州に生産拠点を持ち、グローバルな供給体制を構築している。 4. 電動化技術のノウハウを活かし、電気自動車(EV)向け部品の開発にも取り組んでいる。
主なサービス・製品
スターターモーター:エンジン始動用モーター ワイパーシステム:ワイパーモーター、ワイパーブレード ウィンドウレギュレーター:パワーウィンドウの開閉装置 ホーン:自動車用警音器 その他電装品:パワースライドドアモーター、電動パーキングブレーキ
沿革
ミツバの歴史は1946年、群馬県桐生市で「三葉製作所」として創業されたことから始まる。創業者は、戦後の混乱期に、自転車用ライトの製造を手がけていた。当時、自転車は庶民の主要な交通手段であり、ライトの需要は高かった。 1950年代に入ると、日本でオートバイと自動車の生産が本格化し始めた。三葉製作所は、自転車用ライトで培った電装技術を活かし、オートバイ用の電装品製造に参入した。特にホンダとの取引が始まったことが、その後の成長の基盤となった。 1960年代、日本の自動車産業が急成長する中、三葉製作所も四輪車用電装品の製造に本格参入。スターターモーター、ワイパー、ホーンなど、自動車の電気系統を支える部品を次々と開発していった。ホンダの急成長とともに、ミツバも事業を拡大していった。 1970年、社名を「株式会社ミツバ」に変更。この頃から、ホンダ以外の自動車メーカーへの供給も拡大し、トヨタ、日産、マツダなど、国内主要メーカーとの取引を開始した。 1980年代には、海外展開を本格化。ホンダの海外工場への部品供給を開始し、北米やアジアに生産拠点を設立していった。自動車メーカーのグローバル化に合わせて、ミツバも世界中で部品を供給する体制を整えたのだ。 1990年代には、電動パワーステアリングや電動パーキングブレーキなど、より高度な電装品の開発に取り組んだ。自動車の電動化が進む中、ミツバは電装品メーカーとしての強みを活かし、新しい市場を開拓していった。 2000年代に入ると、中国やインドなど新興国市場での事業拡大を加速。これらの国々では、自動車の普及が急速に進んでおり、電装品の需要も急増していた。ミツバは、現地生産体制を強化し、コスト競争力を高めることで、新興国市場でのシェアを拡大していった。 2010年代には、電気自動車(EV)やハイブリッド車向けの部品開発に注力。従来のエンジン車とは異なる電装品が求められる中、ミツバは長年培ってきた電動化技術を活かし、次世代自動車向けの製品を開発している。 近年は、自動運転技術の進展に伴い、センサーやカメラと連動した高度なワイパーシステムなど、先進技術に対応した製品開発にも取り組んでいる。 自転車用ライトから始まり、今や世界中の自動車に部品を供給するグローバルメーカーへと成長したミツバ。その成長の軌跡は、日本の自動車部品産業の発展そのものを映し出している。
主なグループ会社・関連会社
三葉電機株式会社:電装品製造 ミツバテック株式会社:技術開発 Mitsuba Corporation of America:北米事業拠点 Mitsuba Europe GmbH:欧州事業拠点 広州三葉電機有限公司:中国生産拠点
最近の動向
EV向け部品開発:電気自動車向けの電装品開発を強化し、次世代モビリティ市場への対応を進めている。 自動運転対応:自動運転車に必要なセンサー連動型電装品の開発に取り組んでいる。 アジア展開:中国、インド、東南アジアでの生産能力を増強し、成長市場での競争力を高めている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 41.85歳
- 平均勤続年数
- 19.47年
- 平均年間給与
- 570万円
この企業を一言で表すと
自動車用電装品に特化し、スターターモーターやワイパーシステムで高いシェアを持つ部品メーカー。