熊谷組
基本情報
- 読み
- くまがいぐみ
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都新宿区津久戸町2番1号
- 設立
- 1938年1月6日
- 業種
- ゼネコン
- 資本金
- 301億800万円(2024年3月)
- 売上高
- 4985億8100万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 4536人
事業内容・特徴
事業概要
熊谷組は1898年創業の総合建設会社(ゼネコン)。オフィスビル、マンション、工場、道路、トンネル、ダムなど、幅広い建設プロジェクトを手掛けている。特にトンネルや地下構造物などの土木工事に強みを持ち、シールド工法やNATM工法などの高度な技術を保有している。
業界での立ち位置
準大手ゼネコンの一角を占める。スーパーゼネコン(鹿島建設、大成建設、清水建設、大林組、竹中工務店)には及ばないものの、準大手ゼネコンの中では安定した受注実績を持つ。特に土木工事、中でもトンネル工事では高い技術力と実績を誇り、業界内での評価は高い。
強み
トンネルや地下構造物の建設技術が最大の強み。山岳トンネル、都市部の地下鉄、地下道路など、様々なタイプのトンネル工事で豊富な実績を持つ。シールド工法では国内トップクラスの技術力を有し、大深度地下工事や軟弱地盤での施工にも対応できる。また、環境に配慮した建築技術や、省エネルギー建築の提案力も高く評価されている。
主なサービス・製品
建築工事(オフィスビル、マンション、商業施設、工場、公共施設など)、土木工事(道路、橋梁、トンネル、ダム、鉄道、上下水道など)、不動産開発、PFI事業。
沿革
1898年、熊谷三太郎が東京で土木建築請負業を創業したのが始まり。明治・大正期には鉄道建設や港湾工事などの大型土木工事に参画し、技術力を高めていった。1938年に株式会社熊谷組として法人化。戦後は高度経済成長期のインフラ整備や都市開発に貢献し、トンネル工事のスペシャリストとしての地位を確立した。1970年代には海外進出も果たし、東南アジアや中東での建設プロジェクトに参画。1980年代から1990年代にかけては、バブル期の開発ブームで業容を拡大したが、バブル崩壊後は経営が悪化し、2000年代初頭には債務超過に陥った。その後、リストラと事業再編を進め、2011年には経営再建を果たした。2010年代以降は収益性重視の経営に転換し、トンネル工事や再生可能エネルギー関連工事など、得意分野に注力する戦略を取っている。現在では財務体質も改善し、準大手ゼネコンとして安定した成長を続けている。
主なグループ会社・関連会社
熊谷組グループには、不動産開発の熊谷都市開発、設計を担う熊谷組設計企画室、建設資材のケイミックスなどのグループ会社がある。
最近の動向
2020年代に入り、リニア中央新幹線のトンネル工事や、首都圏の地下鉄延伸工事などの大型土木案件を受注している。また、再生可能エネルギー施設の建設や、カーボンニュートラルに対応した省エネルギー建築の提案も強化している。建設業界の人手不足に対応し、ICT技術を活用した省力化施工やロボット技術の導入も進めている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 44歳
- 平均勤続年数
- 18.7年
- 平均年間給与
- 849万円
この企業を一言で表すと
1898年創業の準大手ゼネコン。トンネルや地下構造物の建設技術に強みを持ち、土木工事のスペシャリストとして高い評価を得ている。