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株式会社三越伊勢丹ホールディングス

基本情報

読み
みつこしいせたんほーるでぃんぐす
上場区分
プライム市場
本社所在地
東京都新宿区西新宿三丁目2番5号 三越伊勢丹西新宿ビル
設立
2008年4月1日
業種
小売業
資本金
513億4000万円
売上高
5555億1700万円(2025年3月期)
従業員数
8,921名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

三越伊勢丹ホールディングスは、日本を代表する百貨店グループの持株会社。伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店を主力店舗とし、全国に百貨店を展開している。特に伊勢丹新宿本店は、ファッションとビューティーで若い世代からも支持を集め、百貨店の店舗別売上高で日本一を誇る。

業界での立ち位置

日本の百貨店業界トップグループとして、売上高・店舗数で業界をリードしている。特に伊勢丹新宿本店は2024年度に売上高4,212億円を記録し、バブル期を上回る過去最高を達成。三越日本橋本店、三越銀座店と合わせた3店舗が、グループの中核を担っている。三井グループに属し、日経平均株価の構成銘柄でもある。

強み

1. 伊勢丹新宿本店という日本一の売上を誇る旗艦店を持ち、ファッション・ビューティー分野で圧倒的な集客力がある。 2. 三越という日本最古の百貨店ブランドと、伊勢丹という革新的なブランドの両方を持ち、幅広い顧客層に対応できる。 3. 全国の主要都市に店舗を展開し、地域に密着した百貨店運営のノウハウがある。 4. 海外にも進出しており、中国、台湾、東南アジアなど、アジアを中心にグローバル展開を進めている。

主なサービス・製品

百貨店事業:衣料品、雑貨、食品、化粧品などの販売 外商事業:富裕層向けの個別対応販売サービス クレジットカード事業:エムアイカード 不動産事業:商業施設の開発・運営 ホテル・レストラン事業:ホテルやレストランの運営

沿革

三越伊勢丹ホールディングスの物語は、日本最古の百貨店「三越」と、革新的な百貨店として名を馳せた「伊勢丹」という、2つの名門の統合から始まる。 三越のルーツは江戸時代まで遡る。1673年、三井高利が江戸・日本橋に「越後屋」という呉服店を開いた。「現金掛け値なし」という革新的な商法で成功を収め、やがて三井財閥の基礎となった。1904年、日本初の百貨店として「三越呉服店」に改称。以来、日本の百貨店文化をリードし続けてきた。 一方の伊勢丹は、1886年に伊勢屋丹治呉服店として創業。1930年に「株式会社伊勢丹」となり、百貨店としての歩みを始めた。戦後、特に1960年代から1990年代にかけて、独自のマーチャンダイジング(商品政策)で躍進。「ファッションの伊勢丹」として、若い世代から絶大な支持を集めるようになった。 2000年代に入ると、百貨店業界は厳しい局面を迎えていた。消費の多様化、郊外型ショッピングセンターの台頭、インターネット通販の成長など、百貨店を取り巻く環境は大きく変化していた。特に三越は、バブル崩壊後の長期低迷から抜け出せず、経営の立て直しが急務となっていた。 2007年8月23日、業界を驚かせるニュースが流れた。三越と伊勢丹が経営統合を発表したのだ。業界4位の三越と5位の伊勢丹が手を組み、業界トップの座を目指すという大型再編だった。この統合は、三越の長期低迷に危機感を持った三井住友銀行が、三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)を通じて伊勢丹側に持ちかけたとされる。 2008年4月1日、「株式会社三越伊勢丹ホールディングス」が誕生した。株式交換比率は伊勢丹1株に対して三越0.34株という、実質的に伊勢丹が三越を取り込む形での統合だった。日本最古の百貨店でありながら経営に苦しんでいた三越を、1990年代に独自のMDで躍進した伊勢丹が救う構図となった。 2011年4月1日、さらなる組織改編が行われた。三越と伊勢丹が合併し、事業会社「株式会社三越伊勢丹」が発足。ホールディングス傘下で百貨店事業を統合運営する体制が整った。 統合後は、それぞれのブランドの強みを活かす戦略を展開。三越は伝統と格式を重んじる富裕層向けブランドとして、伊勢丹はファッションと革新性を打ち出すブランドとして、明確な差別化を図った。特に伊勢丹新宿本店は、ファッション・ビューティーに特化した店舗づくりを進め、若年層の取り込みに成功した。 2010年代は海外展開も加速。中国、台湾、東南アジアなどアジアを中心に出店を進め、日本の百貨店文化を海外に発信していった。また、インバウンド需要の取り込みにも力を入れ、外国人観光客向けのサービスを充実させた。 2020年、新型コロナウイルスの影響で百貨店業界は大打撃を受けた。しかし三越伊勢丹は、オンライン販売の強化、ライブコマースの導入、デジタル化の推進など、新しい販売手法に素早く対応。特に伊勢丹新宿本店は、コロナ後の消費回復をいち早く捉え、2024年度には売上高4,212億円とバブル期を上回る過去最高を記録した。 近年では、百貨店という枠を超えた事業展開も進めている。不動産開発、ホテル運営、クレジットカード事業など、多角的な収益源を確保。また「リ・スタイル」という買取・販売サービスを開始し、サステナブルな消費への対応も進めている。 日本最古の百貨店・三越と、革新の伊勢丹。それぞれの強みを活かしながら、変化する時代に対応し続ける三越伊勢丹ホールディングスは、これからも日本の百貨店業界をリードしていく。

主なグループ会社・関連会社

三越伊勢丹:百貨店事業の中核会社 エムアイカード:クレジットカード事業 三越伊勢丹プロパティ・デザイン:不動産事業 札幌丸井三越:北海道での百貨店運営 岩田屋三越:九州での百貨店運営

最近の動向

過去最高売上達成:伊勢丹新宿本店が2024年度に売上高4,212億円を記録し、バブル期を上回る過去最高を達成した。 デジタル化推進:オンライン販売の強化やライブコマースの導入など、デジタル戦略を加速している(2023年)。 サステナビリティ:「リ・スタイル」という買取・販売サービスを開始し、循環型消費を推進している。

働く人のデータ

平均年齢
47.5歳
平均勤続年数
23.8年
平均年間給与
922万円

この企業を一言で表すと

日本最古の百貨店・三越と革新の伊勢丹が統合した日本を代表する百貨店グループで、伊勢丹新宿本店は日本一の売上を誇る旗艦店を擁する業界トップ企業。

リンク集

公式サイト:株式会社三越伊勢丹ホールディングス(https://www.imhds.co.jp)