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出光興産株式会社

基本情報

読み
いでみつこうさん
上場区分
プライム市場
本社所在地
東京都千代田区大手町一丁目2番1号Otemachi One タワー
設立
1940年3月30日
業種
エネルギー
資本金
1683億5100万円
売上高
9兆1902億円(2025年3月期)
従業員数
13,814名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

出光興産は、石油製品(ガソリン、軽油、灯油)の精製・販売を中心に、石油化学製品、潤滑油、再生可能エネルギーなど幅広いエネルギー事業を展開する企業。全国約3,900カ所の「apollostation」ブランドのガソリンスタンドを展開している。

業界での立ち位置

石油元売り業界で国内第2位(ENEOS、出光興産、コスモ石油の3社が主要プレーヤー)。ガソリンスタンド数でもENEOSに次ぐ規模を持つ。

強み

1. 石油精製能力が高く、全国6カ所の製油所で日本国内の石油需要を支えている。 2. 潤滑油事業で高いシェアを持ち、自動車用エンジンオイル、産業用潤滑油で強いブランド力がある。 3. 石油化学製品(プラスチック原料など)の製造・販売でも存在感があり、化学品事業が収益の柱の一つになっている。 4. 再生可能エネルギー事業に積極的に投資しており、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などを展開している。

主なサービス・製品

石油製品:ガソリン、軽油、灯油、ジェット燃料 石油化学:エチレン、プロピレン、ベンゼン、パラキシレン 潤滑油:自動車用エンジンオイル、産業用潤滑油 再生可能エネルギー:太陽光発電、風力発電、バイオマス発電 ガソリンスタンド:apollostation(旧・出光、旧・昭和シェル)

沿革

出光興産の創業者は、出光佐三(いでみつ さぞう)。1911年、福岡県門司市(現・北九州市)で石油販売店「出光商会」を創業した。当初は機械油や灯油を扱う小さな商店だった。 出光佐三は「人間尊重」を経営理念に掲げ、従業員を「家族」と呼び、終身雇用と福利厚生を重視した。この独自の経営哲学は、後に「出光イズム」として知られるようになる。 1940年、「出光興産株式会社」を設立。戦前は満州や中国で事業を拡大したが、戦後、海外資産を失い、ゼロからの再出発を強いられた。 1953年、出光は世界を驚かせる大胆な行動に出る。イランから石油を直接輸入したのだ。当時、イランは欧米のメジャー石油会社と対立しており、イラン産原油を買う企業は国際的に制裁を受けるリスクがあった。しかし出光佐三は「日本はエネルギーを確保しなければ生きていけない」と判断し、タンカー「日章丸」をイランに派遣。この「日章丸事件」は国際的な注目を集め、出光の名を世界に知らしめた。 1960年代、高度経済成長とともに石油需要が急増。出光は全国に製油所を建設し、ガソリンスタンドを拡大した。 1970年代、石油危機(オイルショック)が発生すると、石油元売り各社は経営難に陥った。しかし出光は多角化戦略を推進し、石油化学、潤滑油事業を強化して危機を乗り越えた。 2000年代、石油需要の減少と競争激化に直面。出光は効率化を進め、製油所の統廃合を実施した。 2019年、昭和シェル石油と経営統合。これにより、ENEOSに次ぐ国内第2位の石油元売り企業となった。統合後、ガソリンスタンドブランドを「apollostation」に統一した。 近年、脱炭素社会への対応を加速。再生可能エネルギー事業、バイオ燃料、水素エネルギーなどに投資し、「総合エネルギー企業」への転換を目指している。

主なグループ会社・関連会社

出光リテール販売:ガソリンスタンド運営 出光ルブテクノ:潤滑油製造・販売 出光興産(旧・昭和シェル石油):石油精製・販売 ソーラーフロンティア:太陽光発電事業 出光クレジット:クレジットカード事業

最近の動向

再生可能エネルギー拡大:太陽光発電、洋上風力発電への投資を拡大しており、2030年までに再エネ発電容量を大幅に増やす計画。 バイオ燃料:持続可能な航空燃料(SAF)やバイオディーゼルの開発・製造を進めている。 水素エネルギー:水素ステーションの設置を進め、燃料電池車の普及を支援している。 EV充電インフラ:ガソリンスタンドにEV充電設備を設置し、電動化時代への対応を進めている。

働く人のデータ

平均年齢
42歳
平均勤続年数
17.83年
平均年間給与
993万円

この企業を一言で表すと

国内第2位の石油元売り企業で、石油精製・販売から再生可能エネルギーまで幅広く展開し、総合エネルギー企業への転換を目指す。

リンク集

公式サイト:出光興産株式会社(https://www.idemitsu.com)