北越コーポレーション株式会社
基本情報
- 読み
- ほくえつこーぽれーしょん
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都中央区日本橋本石町3-2-2
- 設立
- 1907年5月9日
- 業種
- 紙・パルプメーカー
- 資本金
- 420億2,000万円
- 売上高
- 3057億1800万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 3,711名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
北越コーポレーションは、新潟県を拠点とする製紙メーカー。印刷用紙、新聞用紙、包装用紙など、幅広い紙製品を製造している。豊富な水資源を活かした製紙技術で、高品質な紙を供給し続けている。近年はデジタル化による紙需要の減少に対応し、パルプや特殊紙など、新たな事業領域への転換を進めている。
業界での立ち位置
日本の製紙業界において、王子製紙、日本製紙に次ぐ中堅メーカー。特に新聞用紙や出版印刷用紙の分野で高いシェアを持ち、全国の新聞社や出版社に製品を供給している。
強み
1. 新潟県の豊富な水資源を活かし、高品質な紙を安定的に製造できる環境を持っている。 2. 新聞用紙や出版印刷用紙で長年の実績があり、大手新聞社や出版社との強固な取引関係を築いている。 3. バイオマス発電など、環境に配慮した製紙技術の開発に積極的に取り組んでいる。 4. 製紙だけでなく、パルプや特殊紙など、高付加価値製品へのシフトを進めている。
主なサービス・製品
印刷用紙:新聞用紙、出版印刷用紙、コピー用紙 包装用紙:段ボール原紙、クラフト紙 パルプ:針葉樹パルプ、広葉樹パルプ 特殊紙:高機能紙、産業用紙
沿革
北越コーポレーションの歴史は1907年、新潟県長岡市で北越製紙として創業されたことから始まる。創業者たちは、信濃川の豊富な水資源を活かして製紙事業を興すことを決意した。製紙には大量の水が必要であり、新潟という立地は理想的だった。 創業当初は、和紙の製造が中心だったが、次第に洋紙の生産にシフトしていった。明治時代の日本は近代化が進み、新聞や書籍の発行が増加していた。洋紙の需要が高まる中、北越製紙は印刷用紙の製造に注力していった。 1920年代には、新聞用紙の生産を本格化。全国の新聞社に製品を供給するようになり、業績を拡大させた。1949年には東京証券取引所に上場を果たし、全国規模の製紙メーカーへと成長した。 1960年代から1970年代にかけて、日本の高度経済成長とともに、新聞・出版業界が大きく成長した。北越製紙も、この成長の波に乗り、生産能力を拡大していった。新潟県内に複数の工場を建設し、新聞用紙や出版印刷用紙の一大生産拠点となった。 1990年代には、環境問題への意識が高まる中、古紙リサイクル技術の開発に注力。製紙業は大量の木材を消費するため、環境負荷の大きい産業とされていた。北越製紙は、古紙を原料とする再生紙の生産を強化し、環境に配慮した製紙企業としてのイメージを確立した。 2000年代に入ると、デジタル化の進展により新聞や雑誌の発行部数が減少し、紙需要が縮小していった。製紙業界全体が厳しい経営環境に直面する中、北越製紙は事業の多角化を模索した。 2011年には、紀州製紙を吸収合併。紀州製紙は和歌山県を拠点とする老舗製紙メーカーで、この合併により北越製紙は生産能力と事業領域を大きく拡大した。 2017年には、社名を「北越紀州製紙」から「北越コーポレーション」に変更。製紙だけでなく、パルプ事業や環境事業など、幅広い領域に事業を展開する企業へと進化することを宣言した。 近年は、バイオマス発電事業にも参入。製紙工程で発生する木材チップや黒液を燃料として発電を行い、再生可能エネルギーの供給にも貢献している。 創業から100年以上、新潟の地で紙を作り続けてきた北越コーポレーション。紙需要が減少する時代にあっても、新たな価値を生み出す挑戦を続けている。
主なグループ会社・関連会社
北越紙パルプ販売株式会社:製紙製品の販売 北越物流株式会社:物流サービス 北越エネルギーサービス株式会社:バイオマス発電
最近の動向
バイオマス発電事業:製紙工程で発生する木材チップを燃料とするバイオマス発電を推進し、再生可能エネルギー供給に貢献している。 高付加価値製品開発:印刷用紙から、機能性フィルムや産業用特殊紙など、高付加価値製品へのシフトを進めている。 環境対応強化:古紙リサイクル技術の向上や、FSC認証紙の生産拡大など、環境配慮型製紙を推進している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 45.33歳
- 平均勤続年数
- 22.25年
- 平均年間給与
- 612万円
この企業を一言で表すと
新潟の豊富な水資源を活かして高品質な紙を製造し続け、環境対応と高付加価値製品開発により、製紙業界の変化に対応する企業。