株式会社エイチ・アイ・エス
基本情報
- 読み
- えいち・あい・えす
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都港区虎ノ門 4-1-1 神谷町トラストタワー5階
- 設立
- 1980年12月19日
- 業種
- サービス業
- 資本金
- 1億円
- 売上高
- 3433億3400万円(2024年10月期)
- 従業員数
- 10,664名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
エイチ・アイ・エスは、格安航空券の販売から出発し、今や総合旅行会社へと成長した企業。国内外で旅行代理店を展開し、ホテル事業やテーマパーク運営など、旅行関連事業を幅広く手がけている。「旅と感動で人々に幸せを」という企業理念のもと、価格だけでなく体験価値を重視した旅行サービスを提供している。
業界での立ち位置
日本の旅行業界において、JTB、KNT-CTホールディングス(近畿日本ツーリスト)に次ぐ規模を持つ大手旅行会社。特に若年層や個人旅行客向けの格安ツアーで強みを発揮し、インターネット販売でも先駆的な取り組みを行ってきた。海外でも「H.I.S.」ブランドで広く知られている。
強み
1. 格安航空券の販売ノウハウと独自の仕入れルートにより、価格競争力の高い旅行商品を提供できる。 2. ハウステンボスやラグーナテンボスなどのテーマパーク運営を通じて、旅行だけでなく目的地での体験も提供している。 3. 世界各地に拠点を持ち、現地発着ツアーやホテル運営など、グローバルな事業展開を実現している。 4. 創業者・澤田秀雄氏の経営手腕とチャレンジ精神により、業界の常識にとらわれない新しい事業を次々と立ち上げている。
主なサービス・製品
旅行代理店事業:海外旅行、国内旅行、格安航空券販売 ホテル事業:国内外でホテル・旅館の運営 テーマパーク事業:ハウステンボス、ラグーナテンボスの運営 九州産業交通:バス事業、不動産事業
沿革
エイチ・アイ・エスの歴史は1980年、創業者・澤田秀雄が23歳の時に、新宿に小さな旅行代理店「インターナショナルツアーズ」を開業したことから始まる。当時の日本の旅行業界は、大手旅行会社が高価格帯のパッケージツアーを販売する構造が一般的で、個人で自由に旅行を組み立てることは難しかった。 澤田は、若者でも気軽に海外旅行を楽しめるよう、格安航空券の販売に特化した。航空会社の空席を安く仕入れ、それを手頃な価格で提供するビジネスモデルは、当時としては画期的だった。口コミで評判が広がり、若者を中心に支持を集めた。 1990年、社名を「株式会社エイチ・アイ・エス」に変更。H.I.S.という名前は、「Human(人間)、Intelligence(知性)、Spirit(精神)」を意味し、旅を通じて人間性を豊かにするという理念を表している。 1996年、東京証券取引所の市場第一部(現プライム市場)に上場。格安旅行という新しい市場を切り開いた実績が評価され、急成長企業として注目を集めた。 2000年代に入ると、海外展開を加速。アジア、欧米、オセアニアなど、世界各地に店舗を展開し、現地発着ツアーやホテル事業も手がけるようになった。日本人旅行者だけでなく、現地の人々にも旅行サービスを提供するグローバル企業へと進化した。 2010年、長崎のテーマパーク「ハウステンボス」を買収。経営難に陥っていたハウステンボスを再建し、わずか数年で黒字化に成功した。澤田氏の経営手腕が発揮された象徴的な事例として、ビジネス界で大きな話題となった。 2013年には、愛知県蒲郡市のリゾート施設「ラグーナ蒲郡(現ラグーナテンボス)」も買収。テーマパーク事業をさらに拡大し、旅行だけでなく、旅行先での体験価値を提供する総合レジャー企業へと変貌を遂げた。 2020年、新型コロナウイルスのパンデミックにより、旅行業界は未曾有の危機に直面した。国内外の移動が制限され、エイチ・アイ・エスも大幅な赤字を計上した。しかし、テーマパーク事業やホテル事業など、多角化していた事業が下支えとなり、厳しい状況を乗り越えた。 2023年以降、インバウンド需要の回復とともに、旅行事業は急速に復調。コロナ禍で培ったオンライン販売の強化や、新しい旅行スタイルへの対応により、再び成長軌道に乗っている。 格安旅行という一つのアイデアから始まったエイチ・アイ・エス。今では、旅行だけにとどまらない総合レジャー企業として、人々に「旅と感動」を提供し続けている。
主なグループ会社・関連会社
株式会社ハウステンボス:テーマパーク運営 ラグーナテンボス株式会社:テーマパーク・リゾート運営 九州産業交通ホールディングス株式会社:バス事業、不動産事業 H.I.S.ホテルホールディングス株式会社:ホテル事業
最近の動向
インバウンド需要回復:コロナ禍からの回復により、訪日外国人旅行者向けのツアー販売が急増している(2023年~)。 DX推進:オンライン予約システムの強化やAIを活用した旅行提案サービスを展開している。 ハウステンボス再活性化:新アトラクションの導入やイベント企画の強化により、来園者数の増加を実現している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 37.6歳
- 平均勤続年数
- 13.1年
- 平均年間給与
- 521万円
この企業を一言で表すと
格安旅行から出発し、テーマパークやホテル事業も手がける総合レジャー企業として、旅と感動を提供し続ける企業。