株式会社ジーテクト
基本情報
- 読み
- じーてくと
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 埼玉県さいたま市大宮区桜木町一丁目11番地20大宮JPビルディング18階
- 設立
- 1953年11月
- 業種
- 自動車部品メーカー
- 資本金
- 46億5600万円
- 売上高
- 3392億3300万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 8,162名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
ジーテクトは、自動車のボディ骨格部品を製造する専門メーカー。プレス加工技術を核に、ドアフレーム、ピラー、フロアなど、車体の強度を支える重要部品を供給している。特にマツダとの関係が深く、マツダ車の多くに同社の部品が使われている。軽量化と高強度を両立する技術力が強みだ。
業界での立ち位置
日本の自動車部品業界において、ボディ骨格部品に特化した専門メーカーとして確固たる地位を築いている。マツダグループの一員として、マツダ車向けの供給が中心だが、トヨタや日産など他の自動車メーカーへの納入実績も拡大している。軽量化技術では業界トップクラスの評価を得ている。
強み
1. プレス加工技術と溶接技術に優れ、複雑な形状のボディ骨格部品を高精度で製造できる。 2. ホットスタンプ工法など、高強度と軽量化を両立する先進技術を持っている。 3. マツダとの長年の協力関係により、開発段階から参画し、最適な部品設計を提案できる。 4. 国内だけでなく、メキシコ、タイ、中国などグローバルに生産拠点を展開し、現地生産体制を構築している。
主なサービス・製品
ボディ骨格部品:ドアフレーム、ピラー、フロアフレーム シャシー部品:サスペンション部品、フレーム部品 プレス加工品:金属プレス部品、溶接組立品
沿革
ジーテクトの歴史は1953年、広島県で「広島製作所」として創業したことから始まる。創業当初は、地元の自動車メーカー・東洋工業(現マツダ)向けに、車体のプレス部品を製造する小さな下請け工場だった。 当時の日本は、自動車産業が急成長を遂げていた時期。マツダも生産を拡大しており、部品供給を担う協力企業が必要とされていた。広島製作所は、確かな技術力と納期厳守の姿勢で、マツダからの信頼を勝ち取っていった。 1960年代、マツダの生産台数増加に伴い、広島製作所も事業を拡大。新工場を建設し、プレス加工の設備を増強した。単なる部品製造にとどまらず、設計段階からマツダと協力し、より良い部品を提案する関係が築かれていった。 1995年、社名を「広島アルミニウム工業株式会社」に変更。アルミニウム材料を使った軽量ボディ部品の開発に注力し、燃費向上に貢献する技術を確立した。 2006年、マツダグループの再編に伴い、社名を「株式会社ジーテクト」に変更。「G(Global)」と「Tect(Technology+Architect)」を組み合わせた造語で、グローバルな技術開発企業を目指すという意志が込められている。 2007年、東京証券取引所の市場第一部(現プライム市場)に上場。それまでマツダグループの非上場企業だったが、独立した企業として資金調達力を高め、他の自動車メーカーへの販路拡大を目指すことになった。 2010年代、自動車業界では燃費規制が厳しくなり、車体の軽量化が重要課題となった。ジーテクトは、ホットスタンプ工法という技術を導入。これは、高温に加熱した鋼板をプレスすることで、薄くても高強度な部品を作る技術だ。この技術により、軽量化と安全性の両立が可能になった。 2015年以降、海外展開を加速。メキシコ、タイ、中国に生産拠点を設立し、現地の自動車工場に部品を供給する体制を整えた。日系自動車メーカーの海外生産拡大に対応するため、グローバルな供給網を構築したのだ。 近年は、電気自動車(EV)向けの部品開発にも注力。EVはガソリン車と比べてバッテリーが重いため、ボディの軽量化がさらに重要になる。ジーテクトは、アルミニウムや高張力鋼板を使った軽量ボディ部品の開発を進めている。 マツダの協力企業から出発し、今や独立した自動車部品メーカーとして成長したジーテクト。その強みは、長年培ったプレス技術と、自動車メーカーとの密接な協力関係にある。
主なグループ会社・関連会社
G-Tekt Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.:タイ生産拠点 G-Tekt de Mexico, S.A. de C.V.:メキシコ生産拠点 広島アルミニウム工業株式会社:アルミ部品製造
最近の動向
EV向け部品開発:電気自動車の普及に対応し、軽量化技術を活かしたEV用ボディ部品の開発を加速している。 海外生産拡大:東南アジアや北米での生産能力を増強し、現地自動車メーカーへの供給を拡大している(2024年~)。 カーボンニュートラル対応:製造工程でのCO2排出削減に取り組み、環境配慮型の生産体制を構築している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 40.58歳
- 平均勤続年数
- 16.33年
- 平均年間給与
- 670万円
この企業を一言で表すと
自動車のボディ骨格部品に特化し、プレス加工技術と軽量化技術でマツダをはじめとする自動車メーカーを支える専門メーカー。