株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション
基本情報
- 読み
- じーえすゆあさこーぽれーしょん
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地
- 設立
- 2004年4月1日
- 業種
- 電子部品メーカー
- 資本金
- 528億4,100万円
- 売上高
- 5803億4000万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 12,478名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
ジーエス・ユアサ コーポレーションは、自動車用バッテリーで国内首位、世界第2位のシェアを持つ電池メーカー。GS(日本電池)とYUASA(ユアサコーポレーション)という、日本を代表する2つの蓄電池メーカーが経営統合して誕生した。自動車用バッテリーから宇宙用電池まで、幅広い電池製品を手がけている。
業界での立ち位置
日本の電池業界において、自動車用鉛蓄電池で国内市場首位、世界第2位の地位を確立している。産業用リチウムイオン電池でも高いシェアを持ち、特に宇宙ステーション用や人工衛星用など、高い信頼性が求められる分野で実績を重ねている。
強み
1. 自動車用バッテリーで100年以上の歴史を持ち、品質と信頼性で圧倒的な評価を得ている。 2. 国際宇宙ステーション(ISS)のバッテリーに採用されるなど、過酷な環境下でも動作する高性能電池の技術力がある。 3. GSとYUASAという2つのブランドを持ち、それぞれの強みを活かした製品展開ができる。 4. 鉛蓄電池からリチウムイオン電池まで、多様な電池技術を保有している。
主なサービス・製品
自動車用バッテリー:乗用車、二輪車、トラック用鉛蓄電池 産業用バッテリー:フォークリフト、UPS(無停電電源装置)用バッテリー リチウムイオン電池:電力貯蔵用、宇宙用、EV用 特殊電池:航空機用、宇宙ステーション用
沿革
ジーエス・ユアサの歴史を語るには、まず2つの企業のルーツを辿る必要がある。 GS(日本電池)の起源は1895年、島津源蔵が日本で初めて鉛蓄電池を製造したことから始まる。島津源蔵は、京都で理化学機器を製造していた島津製作所の創業者でもある。1908年、彼は蓄電池に「GS」という商標をつけた。これは「Japan Storage Battery(日本蓄電池)」の頭文字を取ったものだった。1917年、蓄電池事業を独立させ、日本電池株式会社を設立。1919年から自動車用電池の製造を開始し、日本の自動車産業の黎明期を支えた。 一方、YUASA(ユアサコーポレーション)の起源は1913年、湯浅七左衛門が電解化学の研究を始めたことから始まる。1915年、大阪府で蓄電池の生産を開始し、1918年に湯浅蓄電池製造株式会社を設立した。1920年から自動車用電池の生産を開始し、日本電池と並ぶ蓄電池メーカーへと成長していった。 GSとYUASAは、長年にわたりライバル関係にあった。しかし、2000年代に入ると、海外メーカーの台頭や技術革新の加速により、国内メーカー同士の競争よりも、グローバル市場での競争力強化が重要になってきた。 2004年4月1日、日本電池とユアサコーポレーションが経営統合し、共同持株会社「ジーエス・ユアサ コーポレーション」が誕生した。2006年1月には、日本電池がユアサコーポレーションを吸収合併し、事業の一体化が完了した。2010年4月、社名を「株式会社GSユアサ」に変更し、統合後の新体制を明確にした。 統合後のジーエス・ユアサは、両社の技術とブランドを活かし、自動車用バッテリーで世界第2位のシェアを獲得。特にアジア市場では高いシェアを持ち、日系自動車メーカーの標準バッテリーとして広く採用されている。 また、リチウムイオン電池の分野でも実績を重ねている。国際宇宙ステーション(ISS)のバッテリーにジーエス・ユアサのリチウムイオン電池が採用されたことは、同社の技術力を証明する象徴的な出来事だった。宇宙という極限環境で使用される電池には、最高レベルの信頼性が求められるからだ。 F1チーム「マクラーレン」にもバッテリーを供給しており、モータースポーツの世界でもその技術力が認められている。 近年は、電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池や、再生可能エネルギーの電力貯蔵用電池など、次世代エネルギー社会に向けた製品開発に注力している。 100年以上にわたり日本の電池産業を支えてきた2つの企業が一つになったジーエス・ユアサ。その技術の蓄積は、今も世界中の様々な場所で、電気エネルギーを支え続けている。
主なグループ会社・関連会社
株式会社ジーエス・ユアサ バッテリー:自動車用バッテリーの製造・販売 ジーエス・ユアサ エナジー株式会社:産業用電池の製造・販売 リチウムエナジージャパン:三菱自動車向けEV用バッテリーの製造(合弁会社) ブルーエナジー:ホンダ向けHV用バッテリーの製造(合弁会社)
最近の動向
EV用電池事業:電気自動車向けのリチウムイオン電池の開発を加速しており、ホンダや三菱自動車との協業を強化している。 電力貯蔵システム:再生可能エネルギーの普及に伴い、大容量の電力貯蔵システムの需要が増加しており、メガワット級の蓄電池を納入している。 次世代電池開発:全固体電池など、次世代バッテリー技術の研究開発に投資を拡大している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 51.4歳
- 平均勤続年数
- 26.5年
- 平均年間給与
- 1,074万円
この企業を一言で表すと
自動車用バッテリーで国内首位、世界第2位のシェアを持ち、100年以上の歴史と技術力で電池業界をリードする企業。