グローリー株式会社
基本情報
- 読み
- ぐろーりー
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号
- 設立
- 1944年11月27日
- 業種
- 電子機器メーカー
- 資本金
- 128億9,200万円
- 売上高
- 3690億1700万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 11,392名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
グローリーは、貨幣処理機のトップメーカー。銀行のATMや両替機、店舗のレジに使われる自動釣銭機など、お金を数えたり管理したりする機械を作っている。国内の金融機関やコンビニ、スーパーで使われている貨幣処理機の多くがグローリー製で、現金を扱うあらゆる場面でその技術が活かされている。また、近年はキャッシュレス決済端末や顔認証システムなど、デジタル技術を活用した新事業にも進出している。
業界での立ち位置
日本の貨幣処理機市場では圧倒的なシェアを持ち、特に金融機関向けのATMや硬貨計数機では独占的な地位を築いている。海外でも、アメリカやヨーロッパの銀行・小売店に製品を供給しており、グローバルな展開を進めている。キャッシュレス化が進む中でも、現金管理の効率化ニーズは高く、安定した事業基盤を持つ。
強み
1. 貨幣の識別・計数技術が非常に高く、偽造紙幣の検知や汚損紙幣の判別など、高度な画像処理技術を持っている。 2. 金融機関との長年の取引関係により、高い信頼性とブランド力を確立している。 3. 自動釣銭機やセルフレジなど、小売業向けの製品でも高いシェアを持ち、キャッシュレス時代でも現金管理の効率化で存在感を発揮している。 4. 顔認証や生体認証など、セキュリティ技術を活かした新事業を展開している。
主なサービス・製品
金融機関向け:ATM、硬貨計数機、紙幣計数機、紙幣整理機 流通・小売業向け:自動釣銭機、セルフレジ、両替機 キャッシュレス決済:決済端末、QRコード決済システム 認証・セキュリティ:顔認証システム、生体認証機器
沿革
グローリーの歴史は1944年、兵庫県姫路市で「国栄機械製作所」として創業したことから始まる。戦時中は軍需工場として機械部品を製造していたが、戦後は事業転換を迫られた。そこで目をつけたのが、硬貨を自動で選別する機械だった。 1950年、日本初の硬貨計数選別機を開発。これが銀行や郵便局で採用され、グローリーの貨幣処理機事業が本格的にスタートした。当時、硬貨の計数は人の手で行われており、非常に手間がかかっていた。グローリーの機械は、この作業を自動化し、銀行業務の効率化に大きく貢献した。 1970年代、日本の銀行でATMの導入が始まる。グローリーは、貨幣処理機で培った技術を活かし、ATM用の現金処理ユニットを開発。日本中の銀行にATMが設置される中で、グローリーの技術は欠かせないものとなった。 1980年代には、社名を「グローリー工業」に変更。この頃から、海外市場への進出を本格化させた。アメリカやヨーロッパの銀行に製品を売り込み、グローバルな貨幣処理機メーカーへと成長していった。1989年には、現在の「グローリー株式会社」に社名を変更した。 2000年代に入ると、小売業向けの自動釣銭機やセルフレジの開発に注力。コンビニやスーパーのレジで、店員が釣銭を数える手間を省く自動釣銭機が普及し、グローリーの製品は小売業界でもスタンダードとなった。 2010年代、キャッシュレス化の波が押し寄せる。現金の利用が減少する中、グローリーは新たな事業領域を模索。顔認証システムや生体認証機器の開発に乗り出した。また、キャッシュレス決済端末や、現金とキャッシュレスの両方に対応したハイブリッドレジなど、時代に合わせた製品を投入している。 2020年代、グローリーはデジタル化とキャッシュレス化が進む中でも、現金管理の効率化という軸をぶらさず、新たな価値を提供し続けている。銀行の無人店舗向けのATMシステムや、小売店の省人化を支援するセルフレジなど、人手不足の解決に貢献する製品を次々と開発している。 硬貨計数機から始まったグローリー。貨幣処理技術を磨き続け、現金社会を支える存在から、キャッシュレス時代の新たなソリューションを提供する企業へと進化している。
主なグループ会社・関連会社
グローリーナスカ株式会社:金融機関向けシステムの保守・運用 グローリープロダクツ株式会社:製品の製造 Glory Global Solutions (International) Limited:海外販売拠点
最近の動向
セルフレジ需要増:人手不足を背景に、小売業向けのセルフレジや自動釣銭機の需要が拡大している。 顔認証技術:顔認証を活用した決済システムや入退場管理システムを開発し、セキュリティ分野に進出している。 キャッシュレス対応:現金とキャッシュレスの両方に対応したハイブリッド型レジを投入し、多様な決済手段に対応している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 43.2歳
- 平均勤続年数
- 19.1年
- 平均年間給与
- 894万円
この企業を一言で表すと
貨幣処理機のトップメーカーで、ATMや自動釣銭機など現金を扱う機械で圧倒的なシェアを持ち、キャッシュレス時代にも進化を続ける企業。