富士通株式会社
基本情報
- 読み
- ふじつう
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 神奈川県川崎市中原区上小田中四丁目1番1号
- 設立
- 1935年6月20日
- 業種
- 電子機器メーカー
- 資本金
- 3256億3800万円
- 売上高
- 3兆5501億円(2025年3月期)
- 従業員数
- 112,743名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
富士通は、ITサービス、コンピュータ・ネットワーク機器、電子デバイスなどを提供する総合エレクトロニクスメーカー。企業向けシステム構築、クラウドサービス、AI・IoTソリューションなど、幅広いIT事業を展開している。
業界での立ち位置
日本のIT業界でトップクラスの売上高を誇る。スーパーコンピュータ「富岳」を開発し、計算速度世界一を獲得するなど、技術力の高さで知られる。
強み
1. スーパーコンピュータ「富岳」を開発し、2020年から2022年まで4期連続で世界最速を記録。科学技術計算やAI研究で世界をリードしている。 2. 官公庁や大企業向けの大型システム構築に強みがあり、長年の実績とノウハウを持つ。 3. クラウドサービス「FUJITSU Cloud Service」を提供し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。 4. グローバル展開が進んでおり、海外売上比率は約40%に達している。
主なサービス・製品
ITサービス:システム構築、コンサルティング、運用保守 クラウドサービス:FUJITSU Cloud Service スーパーコンピュータ:富岳 サーバー・ストレージ:PRIMERGY、ETERNUS ネットワーク機器:ルーター、スイッチ 電子デバイス:半導体、電子部品
沿革
富士通の起源は、1923年、古河電気工業と独シーメンス社が設立した合弁会社「富士電機製造」にさかのぼる。この会社は電気機器を製造していたが、1935年、通信機器部門を分離独立させ、「富士通信機製造株式会社」(現・富士通)が設立された。 創業当初、富士通は電話交換機や無線通信機器を製造していた。戦時中は軍用通信機器の生産を担い、戦後は電話交換機の生産を再開。1950年代には、コンピュータ事業に参入し、日本初の商用コンピュータ「FACOM100」を開発した。 1960年代から1970年代にかけて、富士通は大型コンピュータ「FACOM」シリーズで日本市場のトップシェアを獲得。政府や大企業向けにシステムを納入し、日本のIT化を支えた。また、1974年には半導体事業にも本格参入し、メモリチップの製造を開始した。 1980年代、富士通はパソコン市場にも進出。「FM-7」「FM TOWNS」などのパソコンを発売し、一定のシェアを獲得した。また、スーパーコンピュータの開発にも注力し、1983年には「FACOM VP-200」を発表。これが後の「富岳」へとつながる技術の基礎となった。 1990年代、インターネットの普及に伴い、富士通はネットワーク機器やサーバーの開発を強化。また、企業向けシステム構築事業を拡大し、SIer(システムインテグレーター)としての地位を確立した。 2000年代、富士通は海外展開を加速。欧州やアジアでIT事業を拡大し、グローバル企業への転換を図った。また、2008年にはパソコン事業を再編し、「FMV」ブランドで個人向けパソコン市場に注力した。 2010年代、富士通はクラウドサービスやAI技術の開発に注力。2014年にはAI技術「Zinrai(ジンライ)」を発表し、企業のデータ活用を支援した。また、2020年にはスーパーコンピュータ「富岳」を理化学研究所と共同開発し、世界最速を達成した。 2020年代、富士通は事業構造改革を断行。パソコン事業をレノボに売却し、ITサービスとクラウド事業に経営資源を集中。また、「Fujitsu Uvance」という新しい事業ブランドを立ち上げ、持続可能な社会の実現に向けた事業を推進している。
主なグループ会社・関連会社
富士通Japan:国内向けITサービス 富士通General:エアコン製造・販売 富士通コンポーネント:電子部品製造 Fujitsu Services(欧州):欧州でのITサービス
最近の動向
富岳の活用拡大:スーパーコンピュータ「富岳」を活用し、創薬研究、気象予測、AI開発などに貢献している。 DX推進:企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するコンサルティングやクラウドサービスを強化している。 量子コンピュータ:次世代コンピュータとして注目される量子コンピュータの研究開発を進めている。 サステナビリティ:脱炭素社会の実現に向けて、データセンターの省エネ化やグリーンITの推進を進めている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 43.1歳
- 平均勤続年数
- 18.2年
- 平均年間給与
- 929万円
この企業を一言で表すと
スーパーコンピュータ「富岳」を開発し、ITサービス・クラウド・AI技術で企業のDXを支援する日本を代表する総合エレクトロニクスメーカー。