第一三共株式会社
基本情報
- 読み
- だいいちさんきょう
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号
- 設立
- 2005年9月28日
- 業種
- 医薬品メーカー
- 資本金
- 500億円
- 売上高
- 1兆8862億円(2025年3月期)
- 従業員数
- 19,765名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
第一三共は、がん、循環器、ワクチンなどの領域で医薬品を開発・製造する製薬会社。2005年に第一製薬と三共が合併して誕生し、抗体薬物複合体(ADC)技術で世界的に注目されている。
業界での立ち位置
日本の製薬会社で売上高トップクラス。特にがん治療薬の分野で急成長しており、抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」は世界中で使われている。また、インフルエンザワクチンでは国内トップシェアを持つ。
強み
1. 抗体薬物複合体(ADC)技術で世界トップクラスの実績を持ち、がん治療薬「エンハーツ」は乳がん、胃がん、肺がんなど幅広いがん種に使われている。 2. 研究開発に積極的に投資しており、売上の約30%をR&Dに投じている。がん領域を中心に、次世代医薬品の開発を進めている。 3. グローバル展開が進んでおり、アストラゼネカとの提携により、エンハーツを世界中で販売している。 4. ワクチン事業も強く、インフルエンザワクチンで国内トップシェアを持つ。
主なサービス・製品
がん:エンハーツ(乳がん、胃がん、肺がん)、ダットスキャン(パーキンソン病診断薬) 循環器:オルメテック(高血圧)、エフィエント(抗血小板薬) ワクチン:インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン 感染症:クラバモックス(抗生物質)
沿革
第一三共は、2005年9月28日、第一製薬と三共が合併して誕生した。両社はそれぞれ100年以上の歴史を持つ老舗製薬会社で、合併により日本有数の製薬企業が誕生した。 第一製薬は1915年創業で、胃腸薬や抗生物質の開発で実績を積んだ。戦後は高血圧治療薬の開発に注力し、「オルメテック」が世界的なヒット商品となった。 三共は1899年創業で、日本初の洋風製薬会社として知られた。抗生物質や循環器疾患治療薬の開発で実績を積み、抗血小板薬「エフィエント」を開発した。 合併後の第一三共は、がん領域を重点分野と定め、研究開発投資を拡大。2010年代には、抗体薬物複合体(ADC)技術に注目し、独自のADC技術を開発した。 2019年、がん治療薬「エンハーツ」が米国で承認され、世界的な大ヒット商品となった。エンハーツは、抗体と抗がん剤を結合させた次世代がん治療薬で、がん細胞をピンポイントで攻撃できる。アストラゼネカとの提携により、世界中で販売されている。 近年は、エンハーツの適応拡大を進めており、乳がん、胃がん、肺がんなど、幅広いがん種に使えるよう開発を進めている。また、次世代ADCの開発にも注力し、がん治療薬のパイプラインを強化している。
主なグループ会社・関連会社
第一三共エスファ:ジェネリック医薬品(後発医薬品)の研究開発・製造・販売 第一三共プロファーマ:医薬品の製造・品質管理(原薬製造、製剤製造) 第一三共ヘルスケア:OTC医薬品(市販薬)の製造・販売(ロキソニン、ミノン、トランシーノなど) 第一三共RDノバーレ:医薬品の研究開発支援、臨床試験支援 第一三共ビジネスアソシエ:経理、人事、ITシステムなどのシェアードサービス
最近の動向
エンハーツの適応拡大:乳がん、胃がん、肺がんに加え、さらに多くのがん種への適用を目指している。 次世代ADC開発:エンハーツに続く次世代ADCの開発を進めている。 アストラゼネカとの提携強化:エンハーツの世界展開を加速するため、アストラゼネカとの提携を強化している。 ワクチン事業拡大:インフルエンザワクチンに加え、新型コロナワクチンの開発も進めている。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 46歳
- 平均勤続年数
- 20.3年
- 平均年間給与
- 1114万円
この企業を一言で表すと
抗体薬物複合体(ADC)技術で世界的に注目されるがん治療薬のリーディングカンパニー。