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株式会社ダイフク

基本情報

読み
だいふく
上場区分
プライム市場
本社所在地
大阪府大阪市西淀川区御幣島3-2-11
設立
1937年5月20日
業種
産業機械メーカー
資本金
318億6500万円
売上高
5632億2800万円(2024年12月期)
従業員数
11,042名(連結)

事業内容・特徴

事業概要

ダイフクは、倉庫や工場で荷物を運んだり保管したりする物流システムを作る、世界最大手のメーカー。自動倉庫、無人搬送車、コンベヤーなど、人の手を使わずに荷物を動かす仕組みを提供している。Amazonのような巨大物流センターから、自動車工場、半導体工場まで、あらゆる産業の「モノを運ぶ」部分を支えている。

業界での立ち位置

マテリアルハンドリング(物を運ぶシステム)の分野で、9年連続世界シェア1位を誇る。2位のドイツ企業シェーファーを大きく引き離し、圧倒的な市場地位を持つ。世界の大手企業の物流センターや生産ラインに、ダイフクのシステムが導入されている。

強み

1. 自動倉庫から搬送システム、仕分けシステムまで、物流システム全体を一貫して提供できる総合力がある。 2. 半導体・液晶工場向けのクリーンルーム搬送システムで世界トップクラスのシェアを持っている。 3. 世界26カ国に拠点を持ち、グローバルな顧客サポート体制を構築している。 4. 80年以上の歴史で培った技術力と、常に業界をリードする開発力がある。

主なサービス・製品

物流システム:自動倉庫、無人搬送車(AGV)、自動仕分けシステム、コンベヤーシステム 半導体・液晶生産システム:クリーンルーム搬送システム、ストッカーシステム 自動車生産ライン:組立ライン搬送システム、塗装ライン搬送システム 空港手荷物搬送システム:チェックインから飛行機までの手荷物自動搬送 洗車機:ガソリンスタンド向けドライブスルー洗車機

沿革

ダイフクの歴史は、1937年5月20日、大阪市西淀川区で「株式会社坂口機械製作所」として創業したことに始まる。創業者の坂口幸一郎は、製鉄所で使う鍛圧機械(金属を叩いて成形する機械)を製造する会社として事業をスタートさせた。資本金30万円、従業員150人の小さな町工場だった。 戦後の1947年、社名を「株式会社大福機工」に変更。この「大福」が後の「ダイフク」の由来となる。戦後復興の中、新しい事業分野を模索していた大福機工は、1951年に日本初のボウリング場自動ピン立て機を開発。これが物を自動で運ぶ「マテリアルハンドリング」事業への第一歩となった。 1960年代は、ダイフクの運命を決定づける時代となった。1965年、日本初の自動倉庫システムを開発。これが大ヒットし、物流の自動化というまったく新しい市場を切り開いた。高度経済成長で工場や倉庫が次々と建設される中、人手をかけずに効率よく荷物を運べるダイフクのシステムは革命的だった。 1970年代は、技術革新の時代。1973年には無人搬送車(AGV)を実用化し、人が運転しなくても荷物を運べる仕組みを確立した。また1974年には、自動車工場の生産ラインに搬送システムを納入し、製造業向け事業にも本格参入した。 1984年、社名を現在の「株式会社ダイフク」に変更。カタカナ表記とすることで、国際的なブランドイメージを高める狙いがあった。この頃から海外展開を本格化させ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアへと事業を拡大していった。 1990年代は、半導体産業という新たな市場に参入した。半導体工場では、クリーンルームという超清潔な環境で製品を作るため、人の手を使わない自動搬送システムが不可欠だった。ダイフクの技術がまさに求められる分野で、急速にシェアを拡大していった。 2000年代に入ると、eコマースの成長とともに物流センターの自動化需要が爆発的に増加。特にAmazonのような巨大物流センターでは、1日に何万個もの荷物を処理する必要があり、ダイフクの高度な自動仕分けシステムが次々と導入された。 2010年、空港手荷物搬送システム大手の米ロガスティック・オートメーションを買収し、空港分野でも世界トップクラスのシェアを獲得。世界中の主要空港で、ダイフクのシステムが旅行者の荷物を運んでいる。 2010年代後半からは、AIやIoTを活用した次世代物流システムの開発に注力。倉庫内のロボットが自律的に動き回り、最適なルートで荷物を運ぶシステムなど、最先端技術を導入した製品を次々と投入している。 現在、ダイフクは9年連続で世界シェア1位を維持し、「物流システムといえばダイフク」という地位を確立している。人手不足が深刻化する中、物流の自動化はますます重要になっており、ダイフクの技術への期待は高まる一方だ。

主なグループ会社・関連会社

コンテック:FAコンピュータ・IoTソリューション ダイフクプラスモア:物流コンサルティング ダイフク・ビジネス・サービス:経理・総務サービス

最近の動向

次世代物流センター:AIとロボット技術を組み合わせた次世代自動物流センターの開発を進めている(2023年)。 北米事業拡大:eコマース市場の成長に対応し、北米での物流センター自動化案件を多数受注している。 EV工場向けシステム:電気自動車の生産ラインに対応した新型搬送システムの開発を加速している。

働く人のデータ

平均年齢
41.6歳
平均勤続年数
14.7年
平均年間給与
822万円

この企業を一言で表すと

自動倉庫や無人搬送車など物流システムで9年連続世界シェア1位を誇り、Amazonの巨大物流センターから半導体工場まで支える世界最大手のマテリアルハンドリング企業。

リンク集

公式サイト:株式会社ダイフク(https://www.daifuku.com/jp/)