千代田化工建設株式会社
基本情報
- 読み
- ちよだかこうけんせつ
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2 みなとみらいグランドセントラルタワー(8-25F)
- 設立
- 1948年1月20日
- 業種
- ゼネコン
- 資本金
- 150億1,400万円
- 売上高
- 4569億6900万円(2025年3月期)
- 従業員数
- 3,419名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
千代田化工建設は、石油精製プラントやLNGプラント、化学プラントなどの設計・建設を手がける総合エンジニアリング企業。エネルギー・化学分野の大規模プラント建設で世界トップクラスの技術力を持ち、中東やアジア、北米など、グローバルに事業を展開している。
業界での立ち位置
プラントエンジニアリング業界において、日揮ホールディングスと並ぶ国内大手の一角を占める。特に、LNG(液化天然ガス)プラントの設計・建設では世界的な実績があり、カタールやオーストラリアなど、大型LNGプロジェクトに数多く参画している。石油メジャーや国営石油会社との強固な関係を築いている。
強み
1. LNGプラントの設計・建設技術が世界トップレベルで、超大型プロジェクトを遂行できる能力がある。 2. 石油精製、石油化学、天然ガスなど、エネルギー分野の幅広いプラントに対応できる技術力を持っている。 3. 中東、アジア、北米など、世界各地でのプロジェクト経験が豊富で、グローバルな案件遂行能力がある。 4. 設計からエンジニアリング、調達、建設、試運転まで一貫して手がけるEPCコントラクターとしての実績が豊富。
主なサービス・製品
LNGプラント:液化天然ガスの製造プラント設計・建設 石油精製プラント:原油を精製しガソリンや軽油を製造する設備 石油化学プラント:エチレンやプロピレンなどの化学製品製造設備 水素・アンモニアプラント:クリーンエネルギー関連プラント
沿革
千代田化工建設の歴史は、1948年1月20日、戦後間もない時期に『千代田化工建設株式会社』として設立されたことに始まる。創業者たちは、日本の復興にはエネルギーと化学工業の発展が不可欠だと考え、プラント建設の専門企業を立ち上げた。 1950年代、日本の高度経済成長が始まると、石油精製や石油化学の需要が急増した。千代田化工建設は、欧米の先進技術を導入しながら、国内の石油精製プラントや化学プラントの建設を次々と手がけ、日本の産業発展を支えた。 1962年、東京証券取引所と大阪証券取引所の市場第二部に上場。資金調達力を強化し、大規模プロジェクトに対応できる体制を整えた。1968年には市場第一部に昇格し、業界大手としての地位を確立した。 1970年代、石油危機を契機に、日本国内のプラント建設需要が減少する中、千代田化工建設は海外市場への進出を本格化させた。中東の産油国が石油収入を背景に大規模なプラント建設を進める中、千代田化工建設は中東市場での受注を拡大していった。 1980年代には、LNG(液化天然ガス)プラントの建設に参入。天然ガスを超低温で液化し、タンカーで輸送するLNG技術は高度なエンジニアリング能力が求められる分野であり、千代田化工建設はこの分野で世界的な実績を積み重ねていった。 1990年代には、カタールの超大型LNGプロジェクト『ラスラファンLNGプロジェクト』に参画。年間数百万トン規模のLNG生産能力を持つプラントの建設を成功させ、世界のLNG供給に大きく貢献した。 2000年代には、オーストラリアや米国など、新たなLNG産出国でのプロジェクトにも参画。特に、オーストラリアの『ゴーゴンLNGプロジェクト』や米国の『キャメロンLNGプロジェクト』など、世界最大級のLNGプラント建設を手がけた。 しかし、2010年代後半には、大型プロジェクトでのコスト超過や工期遅延が発生し、業績が悪化する局面もあった。特に、米国の『フリーポートLNGプロジェクト』では巨額の損失を計上し、経営再建を余儀なくされた。 2020年代に入ると、経営体質の強化と事業の選択と集中を進め、財務基盤の回復を図った。また、脱炭素社会への移行が進む中、水素やアンモニアといったクリーンエネルギー関連プラントの開発にも注力している。 近年は、CCS(二酸化炭素回収・貯留)技術やバイオ燃料プラントなど、環境に配慮した新しいエネルギー技術の開発にも取り組んでいる。 世界のエネルギー供給を支えるプラント建設の専門企業として、千代田化工建設はこれからも技術革新を続けていくだろう。
主なグループ会社・関連会社
Chiyoda International Corporation:海外プロジェクト統括 Chiyoda & Public Service Corporation:プラント保守・運営 Chiyoda Advanced Solutions Corporation:技術開発・エンジニアリング
最近の動向
水素・アンモニアプラント開発:脱炭素社会に向け、水素製造プラントやアンモニア燃料プラントの開発を進めている(2023年)。 CCS技術開発:二酸化炭素を回収して地中に貯留するCCS技術の開発に取り組んでいる。 中東市場強化:サウジアラビアやUAEでの新規プロジェクト受注を目指し、中東市場での営業活動を強化している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 42.5歳
- 平均勤続年数
- 14.5年
- 平均年間給与
- 1,037万円
この企業を一言で表すと
LNGプラントや石油化学プラントの設計・建設で世界トップクラスの技術力を持つ総合エンジニアリング企業。