旭化成株式会社
基本情報
- 読み
- あさひかせい
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー
- 設立
- 1931年5月21日
- 業種
- 化学メーカー
- 資本金
- 1033億8900万円
- 売上高
- 3兆373億円(2025年3月期)
- 従業員数
- 50,352名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
旭化成は、化学、繊維、住宅、医薬・医療、エレクトロニクスなど、多様な事業を展開する総合化学メーカー。「ヘーベルハウス」「サランラップ」などの身近な製品から、リチウムイオン電池用セパレータなどの先端材料まで幅広く手がけている。
業界での立ち位置
日本の総合化学メーカーとして高い技術力を持つ。特にリチウムイオン電池用セパレータでは世界トップシェアを誇る。
強み
1. リチウムイオン電池用セパレータで世界シェア約30%を持ち、電気自動車やスマートフォンのバッテリーに不可欠な材料を提供している。 2. 住宅ブランド「ヘーベルハウス」は、耐久性と耐火性に優れたALC(軽量気泡コンクリート)を使用し、高い評価を得ている。 3. 食品包装フィルム「サランラップ」は、日本で圧倒的なシェアを持つ家庭用品ブランド。 4. 医薬品、医療機器分野にも強みがあり、人工腎臓(透析用)で世界シェア2位を持つ。
主なサービス・製品
化学:アクリル繊維、機能性樹脂、電子材料 繊維:スパンボンド不織布、セルロース繊維 住宅:ヘーベルハウス、ヘーベルメゾン(賃貸住宅) 医薬・医療:医薬品、人工腎臓、ウイルス除去フィルター エレクトロニクス:リチウムイオン電池用セパレータ、電子部品 建材:ALC(軽量気泡コンクリート)、断熱材 消費財:サランラップ
沿革
旭化成の起源は、1922年、宮崎県延岡市に設立された「日本窒素肥料株式会社」(現・旭化成)の工場にさかのぼる。創業者・野口遵は、豊富な水力発電を活用してアンモニア合成を行い、化学肥料を製造した。 1931年5月21日、化学繊維事業を分離し、「旭ベンベルグ絹糸株式会社」を設立。これが旭化成の前身となった。1943年、社名を「旭化成工業株式会社」に変更し、化学、繊維、火薬などの事業を展開した。 戦後、旭化成は化学繊維事業を再開。1950年代には、アクリル繊維「カシミロン」を開発し、化学繊維メーカーとしての地位を確立した。また、1957年には、アメリカのダウケミカルと提携し、食品包装フィルム「サランラップ」の製造・販売を開始した。 1960年代、旭化成は事業を多角化。1968年には住宅事業に参入し、軽量気泡コンクリート「ヘーベル」を使った住宅「ヘーベルハウス」を販売開始。火災に強く、耐久性に優れた住宅として人気を集めた。 1970年代、旭化成はエレクトロニクス分野に進出。半導体、電子部品の製造を開始し、技術力を蓄積した。また、1980年代には医療分野にも参入し、人工腎臓(透析用)を開発。透析医療の普及に貢献した。 1990年代、旭化成はリチウムイオン電池用セパレータの開発に成功。この材料は、電池の正極と負極を隔てる薄いフィルムで、電池の安全性と性能を左右する重要な部品。旭化成は世界に先駆けて量産化に成功し、現在も世界トップシェアを維持している。 2000年代、旭化成は医薬品事業を強化。2001年には「ゾール薬品工業」を買収し、医薬品の開発・製造体制を整えた。また、2016年には米国の医療機器メーカー「ゾール・メディカル」を買収し、AED(自動体外式除細動器)事業にも参入した。 2020年代、旭化成は脱炭素社会への対応として、環境配慮型製品の開発を推進。リサイクル素材や、バイオベース素材の開発に注力している。また、次世代電池材料や、半導体材料の開発も進めている。
主なグループ会社・関連会社
旭化成ホームズ:住宅事業 旭化成ファーマ:医薬品事業 旭化成メディカル:医療機器事業 旭化成エレクトロニクス:電子部品事業
最近の動向
EV電池材料:電気自動車の普及に伴い、リチウムイオン電池用セパレータの需要が急増しており、生産能力を拡大している。 次世代電池:全固体電池向けの新素材開発に取り組んでいる。 バイオ素材:環境に配慮したバイオベース素材の開発を進めている。 医療機器:AED(自動体外式除細動器)や人工腎臓など、医療機器事業を強化している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 41.8歳
- 平均勤続年数
- 14.8年
- 平均年間給与
- 800万円
この企業を一言で表すと
化学、繊維、住宅、医療、エレクトロニクスと多様な事業を展開し、リチウムイオン電池用セパレータで世界トップシェアを持つ総合化学メーカー。