株式会社アインホールディングス
基本情報
- 読み
- あいんほーるでぃんぐす
- 上場区分
- プライム市場
- 本社所在地
- 北海道札幌市白石区東札幌五条2丁目4番30号
- 設立
- 1969年8月2日
- 業種
- 小売業
- 資本金
- 218億9,400万円
- 売上高
- 4568億400万円(2025年4月期)
- 従業員数
- 13,009名(連結)
事業内容・特徴
事業概要
アインホールディングスは、調剤薬局とドラッグストアを全国展開する医療・小売グループの持株会社。『アイン薬局』『アインズ&トルペ』などのブランドで、調剤薬局、ドラッグストア、化粧品店を運営し、地域の人々の健康と美容をサポートしている。
業界での立ち位置
調剤薬局業界において国内トップクラスの店舗数を誇り、特に北海道では圧倒的なシェアを持つ。全国各地に調剤薬局を展開し、病院やクリニックの近くに出店することで、処方箋を持った患者を確実に取り込んでいる。ドラッグストア事業では、健康と美容に特化した店舗作りで差別化を図っている。
強み
1. 調剤薬局を全国に1,200店舗以上展開し、安定した処方箋応需件数を確保している。 2. 病院やクリニックの近くに出店する戦略により、高い集客力を持つ。 3. 『アインズ&トルペ』という化粧品・健康食品に特化したドラッグストアブランドを展開し、女性客を中心に高い支持を得ている。 4. 薬剤師の採用と育成に力を入れており、質の高い調剤サービスを提供できる体制を構築している。
主なサービス・製品
調剤薬局:アイン薬局、ダイチク薬局、アイン薬局 ドラッグストア:アインズ、アインズ&トルペ 化粧品店:トルペ オンライン薬局:オンライン服薬指導サービス
沿革
アインホールディングスの歴史は、1969年8月2日、創業者・大谷喜一が北海道札幌市で『株式会社大谷薬局』を設立したことから始まる。当初は1店舗だけの小さな薬局だったが、地域医療に貢献したいという強い思いのもと、事業を拡大していった。 1980年代、日本の医療制度が変化し、医薬分業(病院で診察を受け、薬局で薬を受け取る仕組み)が推進されるようになった。これを機に、調剤薬局の需要が急増し、大谷薬局も店舗数を増やしていった。 1989年、社名を『株式会社アインファーマシーズ』に変更。『アイン』はドイツ語で『一つ』を意味し、『一人ひとりの患者さんに寄り添う』という理念を表現した名前だった。この頃から、北海道内での多店舗展開を加速させ、調剤薬局チェーンとしての地位を確立していった。 2000年、東京証券取引所の市場第二部に上場。資金調達力を強化し、北海道以外の地域への進出を本格化させた。2002年には東証一部(現プライム市場)に昇格し、全国展開を進めていった。 2003年には、調剤薬局だけでなく、ドラッグストア事業にも参入。『アインズ』というブランドで、医薬品だけでなく化粧品や健康食品も扱う店舗を展開し始めた。 2009年、持株会社体制に移行し、『株式会社アインホールディングス』を設立。調剤薬局事業は子会社の『株式会社アインファーマシーズ』が、ドラッグストア事業は『株式会社アインズ』が担当する体制となった。 2010年代には、M&Aを積極的に活用し、全国各地の調剤薬局チェーンを次々と買収。関東、関西、九州など、全国に事業基盤を拡大していった。特に、病院の近くに位置する調剤薬局を買収することで、安定した処方箋応需件数を確保する戦略を取った。 2014年には、『アインズ&トルペ』という新業態を立ち上げた。従来のドラッグストアとは一線を画し、化粧品や健康食品、サプリメントに特化した店舗で、美容に関心の高い女性客をターゲットにした。高級感のある店舗デザインと、美容カウンセリングサービスが好評を博し、都市部を中心に出店を拡大していった。 近年は、オンライン服薬指導サービスにも参入。新型コロナウイルスの影響で非対面での医療サービスが求められるようになり、スマートフォンやパソコンを使ったオンライン服薬指導の需要が高まった。アインホールディングスはいち早くこの分野に参入し、デジタル化に対応した調剤薬局サービスを提供している。 また、在宅医療支援にも力を入れている。高齢化社会が進む中、在宅で療養する患者が増えており、薬剤師が自宅を訪問して服薬指導を行うサービスが重要になっている。アインホールディングスは在宅訪問サービスを強化し、地域医療の一翼を担っている。 北海道の小さな薬局から始まったアインホールディングスは、今や全国に1,200店舗以上を展開する大手調剤薬局チェーンへと成長した。地域医療を支える存在として、これからも人々の健康に貢献し続けるだろう。
主なグループ会社・関連会社
株式会社アインファーマシーズ:調剤薬局運営 株式会社アインズ:ドラッグストア運営 株式会社メディカルシステムネットワーク:調剤薬局支援
最近の動向
オンライン服薬指導拡大:スマートフォンやパソコンを使ったオンライン服薬指導サービスを拡充し、非対面での医療サービスを強化している(2023年)。 在宅医療支援強化:高齢化社会に対応し、在宅訪問サービスを拡大している。 M&A継続:全国各地の調剤薬局チェーンの買収を続け、事業基盤を拡大している。
働く人のデータ
- 平均年齢
- 43.8歳
- 平均勤続年数
- 11.3年
- 平均年間給与
- 748万円
この企業を一言で表すと
調剤薬局とドラッグストアを全国展開し、地域医療と健康・美容をサポートする医療・小売グループ。